第1話 上場審査とは

えー、安藤エイタです。今日は、上場審査の概要についてお話しします。

諸福あゆみ
安藤君
安藤エイタ
なんでしょう
諸福あゆみ
上場するまでに2、3年かかるって言ったよね
安藤エイタ
もっと長くかかるケースだってありますよ。あきらめますか?
諸福あゆみ
バカ言っちゃいけないわよ。この私がやるって言ったからにはやるのよ
安藤エイタ
失礼しました。それならどうしたんですか?
諸福あゆみ
上場しようとする会社はみんな、それだけ時間がかかるってことなんでしょ
安藤エイタ
そうです
諸福あゆみ
そんなに時間かけて、みんな何やってんの?
安藤エイタ
上場会社と呼ばれるにふさわしい会社づくりをするんです
諸福あゆみ
ふさわしいかどうかはだれが判断するのよ
安藤エイタ
証券取引所ですね。証券取引所の上場審査を受けて、それに合格すれば上場が承認されるんです
諸福あゆみ
要するに、上場審査に合格できる会社になればいいってわけね
安藤エイタ
その通りです。そのための会社づくりが上場準備です
諸福あゆみ
ということは、まず上場審査の内容を知ることが重要ね
安藤エイタ
次に、それと今の当社のギャップを知ることが上場準備のスタートになります
諸福あゆみ
敵を知り己を知れば百戦あやうからず、というわけね。じゃあ安藤君、上場審査について教えてちょうだい
安藤エイタ
お安いご用です。まず、上場審査基準は「形式基準」と「実質基準」に分けられるんです
諸福あゆみ
基準が2つあるのね
安藤エイタ
2つというより2段階と考えてもらった方がよいかもしれません。ほら、受験と同じで、まず受験資格があって、受験資格を満たした人だけが試験を受けられますよね
諸福あゆみ
試験は昔から嫌いだったわ
安藤エイタ
例えばの話です。で、「形式基準」は、利益の額とか株主の数といった、数値的な基準を中心に決められた基準になっているんです
諸福あゆみ
数値基準なら、クリアしているのかどうかは一目瞭然なのね
安藤エイタ
クリアしていない場合は願書を出すことすらできません。一方、「実質基準」は、上場会社として必要とされる定性的な要件がいくつか定められていて、その要件に適合するかどうかを審査されることになります
諸福あゆみ
つまり、「形式基準」が受験資格で、「実質基準」が試験と考えればいいのね
安藤エイタ
そういうわけです。そして「形式基準」なんですが……いけね、今日は平方コンに立ち寄る日だった。すみません、上場審査の話はまた次回ということで、今日は失礼します
諸福あゆみ
あら、やけに早く帰っちゃうのね
安藤エイタ
受付の人が5時で帰っちゃうもんで。すみません

(つづく)

第2話 「形式基準」の意味

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