A&A blog

山の日

09.05

今年から8月11日が「山の日」と制定されました。
たまたま日程が合ったからですが、その山の日に、いつも一緒に行っている山の仲間と、3泊4日の日程で槍ヶ岳、穂高岳の縦走をしてきました。
まず、スタートとなる登り口に着く前の平湯という停留所で、思いがけない出会いがありました。
遡ること2年前。2014年に今回と同じメンバーで後立山連峰の縦走をしており、途中で寄ったキレット小屋でのこと。
数年前から流行りのスタイルである、UL(ウルトラライト:とにかく荷物を軽くして登山を楽しむスタイル)を実践している人に出会いました。その人はほぼ毎週末山に行っている強者で、しかも苗字に「山」が付くという、山のために生きているような人でした(名前を聞いて答えてくれたときに、ちょっと恥ずかしそうにしていました)。ここではその人をYさんとします。
私たちはYさんにULスタイルのことを学び、そこからなるべく荷物を軽くしようと年々登山のギアを進化させていったのです。このYさんは私たちにとって最も影響を受けた登山の先輩であり、野球少年にとってのイチローのような憧れの存在になりました。この出会い以降、私たちは事あるごとにYさんならどうするか、といいながら持ち物、ルートの話をしていました。
そして2016年8月11日、山の日。
先ほどの平湯という停留所で、別のバスから荷物が降ろされている様子を友人たちと休憩しながら眺めていました。
そこから特徴的なオレンジのヘルメットをつけたザックが降ろされます。このオレンジのヘルメットは、その素材の特性上オレンジでしか作れないものであり、他のヘルメットに比べ圧倒的に軽い最軽量モデルです。仲間たちと冗談で、「あのヘルメットYさんも使っていたよね」といいながら見ていました。すると、そのヘルメット付きのザックを手にとったのは本当にYさんだったのです!
私たちは興奮してYさんを追いかけて声をかけます。
私たち:「Yさんですよね?2年前キレット小屋でお会いした者です。」
Yさん:「・・・はい。あぁ、あの時の・・・」
Yさんは私たちのことをあまり覚えていない様子でした。それもそのはずで、私たちが一方的にリスペクトしているだけです。それでもYさんはやさしく対応してくれました。
Yさんは相変わらずのULスタイルで、そのザックはYさんの背中よりも小さいものでした。それでもその中には3泊キャンプして食料も入っているとのこと。Yさんに「荷物は何キロですか?」と聞くと、やや照れながらこう答えてくれました。「今回はちょっと贅沢したので(ベースウェイトが)3.5キロです。」
ベースウェイトとは、食料、水等の重さを含まない純粋な荷物の重さのことであり、ベースウェイトで答えるとは、さすがULの人だとさらにYさんへのリスペクトが高まりました。
20160905_01
(Yさんの後ろ姿)
山の日に、山行きの途中で、山が名前につくYさんに2年ぶりに出会うという、なんとも幸先の良いスタートでした。
さて、私たちの山行ですが、とても天気に恵まれ、最高でした。
ちょうどペルセウス座流星群のピークにも重なっており、流れ星もいくつも見ることができました。
今回通ったルートは大キレットという難所で、興味のある方はぜひYoutubeで「大キレット」と検索してみてください!
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(大キレットを通過しているところ)
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(大キレットを通過中)
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(中央奥に見えている尖った山が槍ヶ岳で、そこからの稜線をずっと歩いてきました)
20160905_05
(前穂高岳より槍ヶ岳に臨む風景)

間所 拓平
〈プロフィール〉
福井県出身
2009年4月に監査法人A&Aパートナーズに入所
〈行ってみたい国・場所〉
ジャンダルム、ネパール、ミャンマー、ボリビア、キューバ、アメリカの国立公園
〈今年の目標〉
何事も先送りしないこと

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