A&A blog

音楽と監査は阿吽の呼吸

06.22

私はかれこれ10年近く軽音楽バンドをやっているのですが、その中で常に肝に銘じていることがあります。
 
それは、バンドはチームプレーであり、阿吽の呼吸がとにかく重要であるということです。
 
 
バンドというのは2つのプロセスを経て音楽を構築します。1つは演奏者が音を出すこと、もう1つは他の楽器の音とタイミングを合わせることです。
 
前者は演奏者の練度の問題であり、個人の練習によりその精度を高めていくことができます。しかし後者のタイミングについては協調性の問題であり、個人の練習だけでは限界があります。
 
バンドなんだから他の楽器と音を合わせるなんて当たりまえだろうと思われますが、意外と難しいものです。「ここのフレーズはミスしないように」と意識すればするほど、意識のベクトルは自分を向き、協調力が落ちて、タイミングが合わなくなるというのがしばしば起こります。
 
私はこのタイミングの話については、阿吽の呼吸が大事になると考えております。
バンドメンバーの人柄やクセ、思想やその人の中に流れるリズム感を理解することで、阿吽の呼吸が掴めるようになっていきます。その阿吽の呼吸に則り自分のプレイを協調させることで、各々のサウンドのタイミングが合っていきます。
そのような協調性が取れたバンドから出てくる音はすぐに分かります。音粒が一点に揃い、優しくも力強い音が出てくるのです。
 
 
監査の現場もチームプレーである以上、阿吽の呼吸が非常に重要になると考えています。
監査チームメンバーを理解し自分の立ち振る舞いを意識して協調性を高めていく。その結果、監査手続のテンポ感も良くなり、より効果的かつ効率的な監査が実現できると思っています。
 
私は職階的にもまだ自分から監査チームを組成する立場ではありません。ですが、現場にアサインされた場合にはその監査チームとの協調性を意識し、調和のとれたチームになれるように努めていきたいと思っています。

成田 圭哉
趣味:音楽、釣り、ゴルフ、麻雀、散歩
2022年1月A&Aパートナーズに入所。

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