A&A blog

細菌は、敵か味方か?

04.01

最近、新コロナウイルスの影響で、スポーツの延期や中止が多くなっています。テレビでスポーツをみる機会が減少し、何か寂しい思いをしています。公認会計士の勉強を始めた頃から、スポーツ選手の頑張っている姿を見ながら、ストレス解消や勉強を頑張るための原動力にしています。スポーツが生活の一部になっていると実感させられる日々です。
 
新コロナウイルスの感染が拡大し、生活や経済に悪影響を及ぼしていると、完全に消滅させることができないだろうかと考えることはないでしょうか。ウイルスは、人間のような動物の細胞内で増殖して生命を維持しており、動物が絶滅しない限りウイルスも絶滅することがないと考えられています。
 
また、細菌は、日常生活において有用であるとともに脅威にもなっています。食品業界を例にすると、しょうゆやヨーグルトなどの食品を製造する過程で、発酵するために酵母や乳酸菌が不可欠となっています。一方で、製造したものを充填(容器に詰める作業)する上では、細菌が脅威となる可能性があります。通常、食品を作って放置しておくと腐敗することが多いため、殺菌を行っています。製造した食品の規格や微生物などの状況に応じて、殺菌条件の調整を行っています。殺菌条件は、温度や時間で調整していることが多くなっています。もし、条件設定に失敗すると、充填した小袋が菌の増殖によって膨張したり、増殖したものを口にすることで人体に影響を及ぼしたりと、非常に脅威となる場合があります。細菌は、人間の判断によって敵にも味方にもなり得るものであるため、うまく付き合っていくことが求められているように思います。
 
現状において、新コロナウイルスの感染は拡大しており、収束は見えておりません。新コロナウイルスの治療法が確立できていないため、必要な感染対策を行いながら、うまく付き合って収束を待つしかないのではないかと思っています。大変な時期となっていますが、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。
 

名前:矢野 勝治
経歴:食品会社・大手監査法人を経て、A&Aパートナーズに入所

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