私が所属しているリスクマネジメント協会の寄附講座を大学生と共に受ける機会を得て、学生時代を懐かしく思い出しながら、5月より週一回某大学に通学しております。その講座は、かねてより興味のあったCSR講座で、皆様ご存じかとは存じますが、CSR=Corporate Social Responsibilityで、各社各様のCSRに感銘を受けておりました。
この講座を受講する迄は、漠然と企業が社会の為に何か形になることを行えばと軽い意識でした。現実には、ユニバーサルデザインの商品を出したり、企業が一定の基準の下に寄附行為を行ったり、ボランティアで従業員が地域の為に奉仕活動を行ったり、CSR報告書を発行したり等々、中小企業にとっては、経済的負担が大きいと再度認識致しましたが、この講座を受講して、そればかりではないことに気が付きました。
CSRの一番の根底にあるのが、法的責任(コンプライアンス)で、次に経済的責任、倫理的責任、最後に社会貢献的責任があると理解することが出来ました。つまり、何よりも先ずしないといけないのが、コンプライアンスであり、それも企業全体もさることながら、企業の中の個々人の意識を高めることが必要ということでございます。
自分自身に置き換えてみると、法人内で、社会保険を担当している責任者としてはますます法令を遵守し、法改正の多い、労働分野に精通出来る様、日々の自己研鑽が必要である。倫理に対する意識を高く持続していきたいと考えているばかりではなく、詳しく具体的に新しい情報の発信を続け、全体にも意識できる環境を作らなければと思っております。
またプライベートでは、我が子に対して、eco、身近ではコンセントをこまめに切るとか、eco bagを持参する、又、水道栓をこまめに止める等々の必要性を改めて教え、自ら考えさせ行動させる様に進めて行き、CSRからCのとれたSR、特に親子で始めるのは、小さなSRからですが、少しでも世の中のお役に立てればと考える今日この頃でございます。
日高 智(ひだか とも)
(メッセージ)
公私で言えば、公は、社是の「Be of good use」を常に念頭に、一方 私では、「良き母は百人の教師に勝る」に少しでも近づけるように自己研鑽し、所謂、稲穂が垂れる人と言われることを最終目標に日々努力しております。