私は家電を購入する前に価格、メーカー、機能等を様々調査して、「これが一番!」と納得できないと購入に踏み切れない性格です。
そして、毎回、調査の果てに家電の仕組みが気になってしまうのです。
例えば、IHクッキングヒーターは電磁誘導を利用して加熱しているとか、エアコンは圧力で室内と室外の熱を交換しているとか…
どうしても、物理的な仕組みまで知りたくなってしまう。
特に、複雑な構造をしていると思っていたものが意外とシンプルな構造であったりすると先人の知恵に驚かされます。
個人的に心惹かれた家電の技術があります。それは、冷蔵庫に付いている製氷機が自動的に氷を落とす仕組みです。
調べると様々な仕組みがあるようですが、
私が心惹かれたのは、「製氷皿をひねって氷を落とす。」仕組みです。
他の方法は、
・ヒーターで少し温め、製氷皿から落とす。
・製氷皿を氷がくっつきにくい素材にする。等々
家電らしい構造をしている感じがするのですが、「ひねって氷を落とす」方法は、私たちが製氷皿から氷を落とす時の動作そのまま。
色々な方法がある中で、私たちの普段の動作をそのまま製氷機に実現させようという真っ直ぐさに心惹かれました。
そして、一見難しいと思える課題であっても、意外と身近でシンプルな方法で解決できることもある。そんな教訓を製氷機から学びました。
そんなことを調べているから、一向に購入に踏み切れない…
そして、購入を決めた時には、モデルチェンジして、もう売ってない…
近藤 慶祐
出身:千葉県
趣味:音楽鑑賞・コーヒー抽出