今から約10年前、諸般の事情により大阪から香川県へ突然転勤することに・・・。
それまで大阪で生まれ育ち、大阪で監査法人に就職したため、なんとなく関西圏で生きていくと思っていましたが、気がつけば東京在住です。
 
香川といえば、うどん県です。
大阪では美味しいラーメン屋の話題はしても、うどんの話題はほぼ皆無でした。
そもそも、うどんにおいしさを求めていなかった気がします。
 
香川県に転勤後、少なくとも週に2回はうどんを食べていました。さすがうどん県ということもあり、美味しいお店がたくさんあり、かつ、リーズナブルでした。県内のうどん店の数はコンビニよりも多いそうです。香川県民はうどんが大好きです。
 
総務省統計局・経済産業省の令和3年経済センサス−活動調査によると、香川県は人口1万人当たり「そば・うどん店」数が5.08店と、全国第1位です。ちなみに、東京都は2.59店で、全国10位です。
 
一方、香川県の糖尿病受療率・死亡率は全国トップクラスとなっています。
県民のうどん好きを背景に、炭水化物のとりすぎや野菜摂取の少なさなど複合的な要因が指摘されています。香川県は、県民病ともいえる糖尿病を克服しようと、うどんと一緒に野菜を食べるよう呼びかけるなど、県を挙げて糖尿病対策に取り組んでいます。
 
医食同源！バランスの良い食事に留意しましょう。