A&A blog

モーグル

10.05

 モーグルという競技をご存じでしょうか?
 モーグルはコブと言われるデコボコした斜面を滑り降り、途中2か所のエア台で規定の技を行い、ターン技術、エア技術、スピードを競うスキーのフリースタイル競技の一つです。ターン点が15点、エア・スピード点が各7.5点の計30点で争われます。
 私は19歳まで北海道の札幌市に住んでおりました。皆さんご存じの通り、冬になれば北海道は毎日のように雪が降り、一面白銀の世界へと変わります。スキー場も至る所にあり、車なら10分ほどで行くことも可能です。良質な雪を求めて車を飛ばしたとしても、せいぜい1時間ほどです。このような地の利を生かして、冬になると私はシーズン券を購入してほぼ毎日のようにスキー場へ行ってました。
 始めは気づかなかったのですが、スキー場に行くとほとんどといっていいほど謎な集団がいます。彼らは、カラフルなウェアに身を包み、板はその当時の流行りであったカービング板を邪道と言わんばかりの純粋な板を持ち、カーボンで作られた1本数万はするだろうポールを持っています。そして彼らは好奇な目に晒され、頂上のコースへと消えていきます。
 ある日、私は勇気を出して彼らについて行きました。そうすると彼らがついた場所は斜度30度超、さらにはコブが至る所にある、下は全く見えないコースでした。その途中に2か所ほどエアー台とよばれるものが設置されていました。僕がコースレベルの高さに恐れ慄いていると、彼らはクールな顔でそこを猛スピードで滑走し、ほぼノンブレーキで途中のエアーに突っ込み、数メートルほどジャンプをして、様々な技を決めていました。それを見た僕は「めちゃくちゃかっこいぃぃぃ!!」と思い、すぐにモーグルにハマりました。なるべく彼らがいない時間帯を狙って毎日のように難コースにチャレンジしました。最初は全くと言っていいほど滑れませんでしたが、2シーズン目くらいでようやくコブを攻略できるようになりました。しかし、エアーは生命の危険を感じたため克服できていませんでした。
 そんなある日、エアーに挑戦しました。バックスクラッチャーコザックという技をやろうとしたら失敗して、顔面から地面に落ち装着していたゴーグルが割れ流血してしまったのです。

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 それでもめげずに毎日毎日スキー場へ通い詰めそれなりに滑れるようになりました。やはり、エアーがうまく決まった時の快感が忘れられず、怪我をしてもモーグルをやめようとは思いませんでした。
 ここで少しエアーの技について紹介したいと思います。僕が一番得意だった技にヘリコプターと言う技があります。これは横に360度回転するものですが、この技の一番難しい点は飛距離を出さなければ、着地が後ろ向きになったり、横向きになったりして転んでしまう点です。飛距離を出すためにはそれ相応のスピードでエア台に突入する必要があるため、恐怖心との戦いになります。他には、アイアンクロスグラブという技があります。これは、空中でスキー板を交差させ、さらに手でスキー板を掴むとういものです。この技は空中でバランスを取るのが非常に難しいため、流血する可能性が高い技でした()
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 今年で札幌を出て10年になりますが、本州に来てからスキーは一度もやっていないです。少し寂しいような気もしますが、怖いもの知らずの若い時だからこそできた競技なのかなとも思ったりします。今やれといわれても怖すぎて100%できません()恐怖を感じたことなどない!という方は是非これを機会にモーグルにチャレンジしてみて下さい。

名前;金田 稔(かねだ みのる)
出身:北海道札幌市
職歴:少しばかり型枠大工をしてました。
趣味:スポーツ全般、沖縄旅行
座右の銘:人事を尽くして天命を待つ

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