A&A blog

プロ野球球団

12.19

プロ野球球団の横浜ベイスターズがDeNAに買収されるという話を聞いて、また新しい時代が始まったなと感じる。
プロ野球球団のオーナーはその時代を反映していると思う。
映画全盛期は松竹や東映など映画会社がオーナーとなっていた。また、スーパーストアが盛隆を極めれば、ダイエーがオーナーとなる。IT産業が華やかになれば、ソフトバンクや楽天が参入してくる。そして、今や時代の寵児であるインターネットゲーム会社のDeNAがオーナーに名乗りをあげる。
まさに時代を反映している。プロ野球は日本では庶民が親しんでいるスポーツであり、宣伝効果も大きい。だからこそ、オーナーとなる企業はその時代をリードする企業になるのであろう。
最近のある新聞記事によれば、新聞記者が1998年9月に日本マクドナルドの社長である藤田田氏にインタビューしたとき、プロ野球球団を50億円で買収しようとしたということを聞いたそうだ。確かに、日本マクドナルドがプロ野球を買収すれば、宣伝効果は大きい。藤田氏は米国マクドナルド本社にプロ野球球団の買収を打診したそうである。もちろんOKをいただいたそうであるが、一つだけ条件を言われたとか。「やるならMr. Fujitaのポケットマネーでやってくれ」と…藤田氏はポケットマネーでやるくらいの資力はあったかもしれないが、むしろ、実現しなかったのは、藤田氏が日本マクドナルドの経営から退くように米国側から言われたのではないかとその記者は推測している。
ここが日本と米国とのプロ野球球団の経営に関する意識の違いないのだろうと、その記事に書いてあった。日本の場合、プロ野球球団は法人が保有し、法人は球団を保有することにより相乗効果を狙っていると。まさに、時代の寵児たちがオーナーに連ねてきた状況を考えればそのとおりである。
しかし、米国流に考えれば、プロ野球という球団経営は片手間でできるものではない。法人の経営が傾いても、プロ野球球団の経営に影響を与えないようにすべきというのが米国流である。
さて、DeNAによる買収もさることながら、読売巨人軍のGMであった( ?)清武氏の騒動も相まって、「プロ野球球団の経営はいかにあるべきか?」考えてみるいい機会ではないかと思う。

プロフィール:  坂 本 裕 子 (公認会計士 パートナー)

とうとう今年の9月末をもってA&Aパートナーズを定年退職します!辛かったこと、楽しかったこと、苦しかったこと、嬉しかったことなど、とにかくいろいろありました。あと少しで無事にその日を迎えられることに感謝です。

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