2016年12月末に、米国公認会計士として入社いたしました、島津と申します。どうぞ宜しくお願い致します。
日本の大学卒業後、カナダのバンクーバにて1年半旅行の専門学校に通いました。その後、トロントの旅行会社にて勤務し、航空券やホテルの予約発券業務、旅行パッケージの作成、また留学センターに出向き、留学生向けの旅行セミナー等を開催いたしました。旅行セミナーでは、カナダ国内及び国外のお勧めの観光地の紹介などをしておりました。
紹介した観光地を撮った写真を、わざわざ見せに再訪してくださるお客様もいらしてとてもやりがいを感じておりましたが、税務申告業務の手伝いをしていた際に会計分野に興味を持ちアメリカの会計資格の勉強を始めUSCPAの試験に合格いたしました。
カナダに旅行や留学に行かれた方も多いかと思うのでご存じかと思いますが、移民も多く
多国籍国家です。マンションのベランダや窓に自分の故郷の国の国旗を掲げている部屋も多く見られて移民国家だという事を思い出させられます。
そしてカナダ人は自分の国が大好きです。カナダではいたる所にカナダの国旗を見かける事ができると思います。
日本でも、私が小さいころ、祖父の家に遊びに行った際、祝日には、国旗が玄関に出てた事を思い出しました。時代と共に、昔見ていた光景が少なくなってきたことは、少し残念に感じます。
カナダから帰国してから、日本の伝統文化や海外にはない独自の習慣などに、より魅力を感じており、今年の夏に楽しみにしている行事がひとつあります。
それは、毎年8月16日に行われる京都の「五山の送り火」です。
京都盆地の山々に、「大」、「妙」「法」、「船」形、大北山の「大」、「鳥居」形の5つの文字と絵文字を赤松の木を使用して火を灯し、亡くなった人々を送る儀式として行われています。
私は東京生まれですが、母親の生まれが京都なので、1度だけ幼少時に見たことがあります。8代将軍足利義政が25歳の息子義尚の霊を慰める為とか、関ケ原の戦いで亡くなった人々の菩提を弔う鎮魂という意味で送り火を始めたなど、色々な説があるそうです。
日本の伝統文化を絶やさずに続ける努力をして行くのは困難な中で、たくさんの人々の想いを背負って、この行事に携わっている方々を素晴らしく思います。
今年は、直接、「五山の送り火」を見たいと思い、夏の計画を立てています。
皆さん、8月16日には、ご先祖様や今では、会えなくなった大切な方を、思い出されてはいかがでしょうか?
A&Aパートナーズ
島津 愛