A&A blog

つれづれに想う

12.26

中学1年の我が子が4月より茶道を始めたことで、お世話になった方に頂戴したお茶の本に密かに目を流し、再発見したところです。
今まで、お茶とは、お茶室でお点前をして、相手をもてなすことばかり考えておりましたが、この本を拝読して、「独服」つまり、自分の為に自ら点てて戴くお茶があり、自分をもてなすことができて初めて、人をおもてなしすることができるというものでした。
まさに目から鱗です。
最低限の道具として、お茶碗と茶筅と抹茶とお湯があれば出来ます。自然と生活の中に溶け込むお茶、これが茶道の第一歩と言えるのでしょう。
先日、子供が護国寺で、初点前を披露するということで、子供の参加する席を含め、4席回りました。お庭から始まり、お茶室のお花、掛物、お菓子等季節感溢れ、各お席、亭主の方の思い・時候に基づいた掛物、お道具の数々、お話を伺えば伺う程奥が深く、凡小の私は、ただただ感銘を受けるばかりでした。また伝統の重みを知る良い機会にもなりました。
その道に一歩を踏み出した我が子は、既に柔道・書道と何故か道ばかり進んでおります。自然と伝統的なものに惹かれているのでしょう。
国際化、国際化と言われている世の中ですが、決して、日本の伝統文化を疎かにしてはいけないと感受し、先ず日本の歴史・伝統文化を知って、理解できて初めて、日本人であることを自覚することから始まり、相手国の文化・遺産を受け入れることが、国際舞台で飛躍できる人間となれるのではないでしょうか。
これからも我が子が、日本の伝統文化に日常生活で、触れられる機会を作り、多くの経験を積むことができる手助けをしたいと考えながら、老いては子に教えられは、まだ早いとは思いますが、我が子の順調に成長しつつある姿に陰ながら満足している私です。

日高 智(ひだか とも)
(メッセージ)
 公私で言えば、公は、社是の「Be of good use」を常に念頭に、一方 私では、「良き母は百人の教師に勝る」に少しでも近づけるように自己研鑽し、所謂、稲穂が垂れる人と言われることを最終目標に日々努力しております。

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