監査法人A&Aパートナーズ。
どういうわけか関西出身者が多い。
そういう私も大阪から東京に来て7年が経ちました。
東京に来て驚いたこと。
なんやみんな都心に住んでるやん。
お金持ちと江戸っ子以外は、みんな都心まで2時間ぐらいのところに住んでいると思っていた。
だから私は都心まで約1時間のところに家を借り、若干勝ち組気分で東京での生活を始めた。
ところがどっこい、気付けば、私の家より都心よりに実家を持つ同僚たちが、都心に独り暮らしを始めているではないか。
東京に来て最初の夜、カレー屋さんに入りました。
東京はカレーも黒いんかな? と、アホな想像をしつつ、カレーの到着を待つ私の前に出されたカレーを見て、これまたびっくり。
ごはんが固まっている。
おはぎ??
東京の人はおそらく白ごはんへの関心が低い。
たまにお茶碗の中でしゃもじの形そのまんまにぺったんこになったごはんを見る。
こいつはゲレンデと命名。
言葉の壁もある。
とある中華料理屋さん。
店員さんは忙しそうに動き回り、一向に私の注文を取りに来ない。
そんな店員さんと目が合った瞬間を逃さず、私は若干キレ気味に「(注文を)ゆうてええの?」と声を張り上げた。
そこでその店員さん。
「牛定いっちょ~!」
確かにメニューには牛焼肉定食がある。
でも客はそんな勝手に略して注文しませんよ、普通。
次は東京のいいとこ。
東京には蕎麦屋さんが多い。
おはぎとゲレンデがトラウマになった私は、自然と麺類中心の生活に。
大阪には蕎麦屋さんは多くないので気付かなかったが、東京に来ておはぎとゲレンデに出会ったおかげで、潜在的な蕎麦好きが目覚めた。
怪我の功名。
東京は電車が多い。
大阪も多いが、東京はその比じゃない。
時刻表がいらないぐらい。だから駅でストレスがたまらない。
(これに駆け込み乗車するってそない急いでどこ行くねん。)
しかし、悲しいことに私の住んでいるところはそれが当てはまらない。
いや、確かに本数は多いのだが、結局15分に1本の急行に乗るのが一番早い。
(これに駆け込み乗車しないってなんぼ余裕もって家出とんねん。)
引っ越せばいいのに、と言われ続けて7年。
今日も1時間以上をかけて通勤している、そんな自分がちょっと好きだ。
完
木村 勝治
ひとこと:世界はすべて二色で塗り分けられます。「紫」と「紫以外」です。
経歴
金沢大学経済学部卒業後、自動車ディーラーに入社し自動車の営業マンに。
営業に出ると言っては入り浸っていた書店で「だれでも公認会計士になれる本」と出会ったことがきっかけで、中央青山監査法人に入所。上場会社と公開準備会社の主査を経験後、2007年8月監査法人A&Aパートナーズに移籍。
趣味
ゴルフ、靴磨き こだわり
世の中の物はすべて、紫のものかそうでないものに分けられ、紫の方を選択する。
メッセージ
「仕事は楽しく」を心がけて、明るい現場づくりに努めたいと常々思っています。