A&A blog

「かき氷のあれやこれや」

09.11

夏の風物詩のひとつと言えば「かき氷」。昔からお祭りの屋台で売られているごくごく庶民的なものから、ここ数年では一杯1,000円超もする高級なものまで出てきて、非常にバラエティ豊かなものになり、老若男女問わず楽しませてくれます。
そこで今回は「かき氷」にスポットを当てて書いてみたいと思います。
●かき氷の歴史は?
実は、その歴史は意外に古く、日本では平安時代から食べられていたそうです。「枕草子」や「源氏物語」でも登場していますが、氷は貴重品であり、口に出来たのは貴族だけでした。江戸時代に入っても氷はまだまだ贅沢品であり、はるばる加賀藩(金沢)から徳川将軍家へ献上されていました。明治時代に入ると製氷機などが広まり始め、比較的楽に氷を手にすることが出来るようになり、横浜馬車道でアイスクリームとともに販売されたのが、かき氷店の始まりだそうです。
●シロップの味の不思議
私が幼い頃(昭和の終わり)は「赤色はイチゴ、黄色はレモン、緑色はメロン、青色はブルーハワイ」。これがかき氷の定番でした。平成生まれの人はこれに「オレンジ色はマンゴー」が付け加えられるのかも知れません。
実はこのシロップ、色が違っても、原料(味)は基本的に同じで、香料と着色料が違うだけだってご存知でしたか?私はこの事実を知った時かなり衝撃を受けました。人間の脳の錯覚により、味が同じでも「赤はイチゴ、黄色はレモン、緑はメロン・・・」と脳が認識しているそうです。不思議ですよね。
●いやいや、そもそも「ブルーハワイ」って何?
私が幼い頃、好んで選んでいたのが「ブルーハワイ」です。「ブルーハワイって何の味だか分からない(実は同じだった)けど、何だかハワイっぽくて、おしゃれ」「食べた後に舌が青くなるのが面白い」といった感覚で選んでいました。
「ブルーハワイ」は、同じ名前のカクテルが由来となっているそうです。「ブルーキュラソー」という青色のリキュール(オレンジの果皮で風味をつけられたシロップ)にレモンジュースやパイナップルジュースを加えて仕上げたカクテルだそうです。お酒を飲めない私には、かき氷の方が馴染み深いです。
●私が声を大にして言いたいこと
ここ数年のかき氷ブームで登場した「おしゃれかき氷」って、器と氷の割合が変ではありませんか?
「昔ながらのお祭りかき氷」は深型のプラスチックカップ(白地で、青い海の風景&赤い字で「氷」と描いてあるイメージ)に入っていますよね。これはお祭りの屋台で買って、子供がその場で(あまり)こぼさずに食べやすいよう作られたカップだと思います。極めて合理的です。お値段も子供がお小遣いで買うことが出来る300円~500円といった良心的な設定です(もちろん原価率は相当低いのでしょうけど)。
しかし、一方で「最近のおしゃれかき氷」は店内で食べることが前提なのか、ガラスや陶器で出来たお洒落で浅めの容器に入っていることが多いですよね。私としても、そこまでは良いのです。
しかし氷のボリュームが、容器と比較して非常に多く、まるで昔話のアニメで見たような「お茶碗にこんもりと盛られたごはん」のようで、綺麗に食べ切るのは不可能です。スプーンで掬う際に半分はこぼれていきます。さらに、氷の内側に餡子・お団子・フルーツなどが入っているボリューム満点かき氷の場合には、確実に雪崩発生となります。多くのお店が天然氷を使っていて「ふわふわ」をアピールし、お値段も1,000円超が当たり前。もはやデザート価格ではなく食事価格ですよね。
そもそもそんなに大量の氷、短時間で食べられませんって。。。
●マイベストかき氷
なんだかんだ文句を言いつつも、休日などは食べ盛りの娘を連れて出掛けていることもあり、かき氷を買う機会は多いです。最近出会ったマイベストかき氷は「パッションフルーツかき氷」(400円)です。
パッションフルーツは南国フルーツですので、関東のスーパーで目にすること自体少なく、あったとしても一個300円ほどで、しかも食べるところはそんなにないというフルーツです。詳しく説明しますと、楕円形のこぶし大の本体を包丁で切ると、中に「オレンジ色の甘酸っぱい果肉と、これに覆われている黒い種」が入っていて、これを種ごと食べるのですが、本体の半分くらいは「空気」なのではないか、という不思議なフルーツなのです。
私は、フルーツ好きの親戚から色々なフルーツを貰うのですが、パッションフルーツもその一つで、いつもは果肉と種をスプーンで掬い、そのままガリガリ食べていただけでした。今年の夏に初めて「パッションフルーツかき氷」に出会い、しかも産地価格で400円と非常にリーズナブル。暑い所で食べたこともあり、とても美味しく感じました。
皆さんも、お勧めのかき氷ありますか?
 

伊藤宏美

中央大学商学部会計学科卒業。
中央青山監査法人を経て、監査法人A&Aパートナーズへ。

2020年12月
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