A&A blog

鍋料理雑感

01.19

やっぱり寒くなると鍋料理がおいしくなる。
鍋に野菜をいっぱい入れて、味付けは様々、辛い、酸っぱい、甘い、など。
しゃぶしゃぶ、すき焼きはじめ、おでんやポトフ、キムチ鍋、どれもおいしくいただける。
先日クール・ジャパンというTV番組で鍋料理を取り上げていた。
クール・ジャパンというTV番組は、日本住んでいる外国人を10名くらい集めて、日本の衣食住に関する文化でクールなもの(格好いいと思うもの)を探求し、議論する番組。
外国人の日本文化に対するとらえ方が様々で、その反応が面白いので、よく見る。
その番組での鍋料理に対する外国人たちの反応は、野菜たっぷりでヘルシーだし、味の種類も豊富、大勢でワイワイやるのは楽しいなどかなりいい反応。
ただ、ひとつの鍋をみんなでつつくというスタイルには抵抗がある人が多かった。家族や恋人なら許せるけど…他人とは嫌だ、そんな感じ。
また、「鍋料理をレストランのメニューとしたら、出身国では流行ると思うか?」という問いに対して、流行らないという人が多かった。
なぜなら、鍋料理は自分で調理するスタイルだから。レストランという場所は調理されたものがサービスされる場所。自分で料理するのにお金取られるなんてもってのほか。このような料理はレストランの料理としては受け入れられないという。BBQと同じで、気のあった仲間が集まってやるパーティには喜ばれるかもしれないけど…だって。
言われてみればそうかも…と納得するものの、鍋好きの日本人としては反論してしまう。すき焼きやしゃぶしゃぶはご馳走の部類に入り、高級料理のひとつと言える。どう考えてもお金を支払って食べる鍋料理の代表格では?と思う。そのほか蟹鍋やアンコウ鍋、てっちり、鴨鍋など高級料理としての鍋料理はたくさんある!(これらは素材が高級だから高級料理なんだと言われればそうだけど…)ただ、高級料亭なら、仲居さんがつききりで、サービスしてくれるので、自分が鍋奉行になる必要はない。それなら、レストラン料理として外国人も認めるのかな…
最後に、クールジャパンの多くの外国人が卓上ガスコンロに感激していた。鍋には最適、最強の武器。東日本大震災のときにも大活躍したあのコンロ。手軽で素晴らしいという評価であった。きっとあのコンロのおかげで、家庭の食卓で鍋料理が振舞われる機会が増えたのは事実だと思う。
確かに、あの卓上ガスコンロは重宝する。ガスボンベも安価でコンビニでも買うことができる。それに故障なく長年使用できる。使用機会に季節変動があるので10年くらいは使っているのでは?我が家はそうだから…長寿のコンロである!
日本人にとっては、なくてはならない冬の名物、鍋料理。わたしのとっても、料理の幅が広がるメニューの一つ。
今後、鍋料理が、増加しつつある外国人観光客に受け入れやすいように、おひとり様鍋として発達していくのか、興味のあるところである。一人用の土鍋や鉄鍋が作られ、それに合う小サイズのガスコンロが普及するのだろうか…
でも、やっぱり、鍋料理は大勢でひとつの大鍋をつつく方がいいと思う。外国人観光客の方には、日本流を体験してもらった方が日本文化に触れていいと思うのだが…
鶏肉団子鍋(今日は塩味)を作りながら、鍋料理について、あれこれ考える冬の休日であった。
20150119

プロフィール:  坂 本 裕 子 (公認会計士 パートナー)

とうとう今年の9月末をもってA&Aパートナーズを定年退職します!辛かったこと、楽しかったこと、苦しかったこと、嬉しかったことなど、とにかくいろいろありました。あと少しで無事にその日を迎えられることに感謝です。

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