A&A blog

自由研究

08.04

もう30年近く前ですが、小学校の自由研究で蚕の成長記録を自由研究の題材としました。
カブトムシが好きで採集・飼育していたため、自由研究として提出するのであればそれを書いても良かったと思いますが、野生で出会えないことや、比較的成虫でも愛らしく大丈夫と言った下馬評があったのも選定理由となりました。私は昆虫全般大丈夫ですが、蝶・蛾が苦手で(この時点でもう全般ではないですが)、その苦手意識も変えたいと思ったのかもしれません。どれくらい苦手かと言うと、視界に入るだけでゾッとします。非情なパターンとしては、家のドア等の通過ポイントにあのシルエットが張り付いている場合ですが、通路として利用することが本当に困難です。
 
さて、自由研究の話に戻りますが、早速、近所に養蚕を営んでいる方がいたので(当時快く譲って頂き有難うございました)、幼虫を数十匹、加えて桑の葉を頂きました。幼虫から蛹まで一通りレポートを作り終えました。絹を採る所以降は養蚕場での作業なので成虫は家に存在しませんでした。しかし、その後の夏休みのある日、自分の部屋に入ろうとしてドアを見た所、存在しないはずのものが留まっていました。
もともとこの自由研究で蚕の成長記録なり自身の苦手意識が直るのかということを題材としてきましたが、最後の最後に成虫と対峙した際に本来テーマにすべきだったものを認識したような感覚がありました。
当然、自由研究のレポートに感想含めその一幕を書いてはいないですが、自由研究の最終頁にはそういった事実やテーマの続きがあり、ドアの光景で私の研究は終わりとなりました。
 

名前:辻森 晴明
経歴:監査法人、事業会社を経てA&Aパートナーズに入社

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