A&A blog

現代の手術びっくり

10.24

昨年10月あたりに家人が入院・手術を行いました。
今は退院して毎日楽しくお酒が飲める程にすっかり元気になっています。
が、当時は当人・家族ともに落ち着かない日々を過ごしたものです。
近しい身内が大きな手術をすることも初めてで、手術日周辺は驚くことも多くありました。
その中で驚いたことをいくつか振り返ってみます。
①手術室まで自分で歩いていく
これは自ら歩くことにより日常の延長のように心を落ちつけて緊張を和らげる方法だそうですが、本人いわく『自らまな板に乗るよりは意識を失っているうちに全部やってほしい』とのことでした
②手術の傷はボンドで閉じる
手術を終えて意識朦朧の家人が戻りました。
看護師さんが何やら傷の状態を確認しているようで、邪魔にならないように覗き込むとガーゼも貼らずむき出しの傷が。特に血も出ておらずぴったりとくっついている様子が衝撃でした。医療用のボンドは退院してからも数カ月は取れることはなく、その威力にも驚きです。
③手術翌日から歩く練習
全身麻酔で切るような手術をするとしばらく寝たきり…というイメージがあったのですが、次の日から普通に食事が出され食後すぐに歩く練習が始まりました。できるだけ動くことで足腰が弱ることや合併症の予防をするようです。しかし傷がぴったり閉じているとはいえ切ったばかり、中々つらい練習だそうです。
④退院まで1週間
手術後、検査で何も問題がなければもう病院でできることもないし3日で退院できるよ、などと笑って先生に言われたのがまた衝撃でした。てっきり2~3週間の入院が必要かと思っていましたが、傷は閉じて歩いて食事もできる…なら入院を続ける必要もなさそうです。家人場合は少し長引きましたがそれでも1週間、あっという間です。
番外:切除個所はタッパーウェアに
手術後先生に呼ばれ説明を受けに行くとそこにはまだ赤い手袋をした先生が。その先生が何か小さなものを抱えていると思ったらパカッと開き切除したのはこの部位です!どこの家にもあるタッパーウェアに入っていました…。
そして「さあどうぞ!写真撮ってください!」遠慮がちにスマホを取り出しカメラを構えると更に一言「よくわかるようにもっとアップで撮りましょう!」まさかこんなにフランクに写真を撮らせてもらえるとは思いませんでした。意識の戻った本人に見せたらかなり嬉しいようでお見舞いに来て下さった方にも嬉々として見せていました。
手術という一生にあるかないかの一大イベントに不安もありましたが、終わってみれば入院した病院のさっさと元気になって退院しましょう!というテキパキした様子ばかりが印象に残っています。
自分たちのイメージよりもずっとカジュアル?な入院生活に医学の進歩に感心と感謝、そして感謝の出来事でした。

福沢 育子(ふくざわ いくこ)
ソフトウェア開発業を経てAAPへ。事務所のシステムやPC関係のお手伝いをしています。

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