A&A blog

植木屋

11.14

私の出身は埼玉県川口市安行で、安行といえば植木が盛んな地域になり、私の実家も植木屋を営んでおります。
安行の植木生産は、明暦3年(1657年)江戸の大火「花屋」と呼ばれていた吉田権之丞が花木類を売りに出したことから始まったといわれ、幕末には植木生産者十余戸、明治初期には数十戸に達していたといわれております。安行はこのように植木生産に対して古い歴史を持っています。その生産化を可能にした要因は、江戸の植木需要に対応したこと、交通地位が良かったこと、自然的条件が植木の生産に適していたこと、生産技術があったことなどがあげられます。
私は、学生時代に、植木屋の仕事を手伝ったことがありますが、とにかく重たい植木を運ぶのが大変だったことを思い出します。
私の実家は、植木屋は植木屋でも、植木の卸売りを営んでおります。祖父がいたころは、植木を育て、業者の方に販売していたりもしておりましたが、私の父は、植木を育てた場合、手間や時間がかかり、在庫を抱えるリスクがあるため、その方法をやめました。その結果、植木を作り在庫を抱えるリスクを取るより、その分余った資金で車両を購入するなどの設備投資にお金をかけ、業者から、植木を仕入、それをまた他の業者に販売するといった経営に変化させました。
植木屋といっても私の家のように、卸売りをする会社や、昔からの伝統的な、植木を育てそれを販売する会社や、庭の手入れをする会社など様々な会社がありますが、どの会社も後継ぎがいないといった問題を抱えているそうです。
今後は、環境問題などもあり、自然に対する課題があるため、植木屋にもっと注目が集まればと思います。

中村辰矢
会計事務所、事業会社などを経て、A&Aパートナーズへ入社

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