A&A blog

散歩の道

06.04

人生100年時代という言葉が話題になっていますが、親として、大学生の子供の社会がどうなるのか最近読んだ雑誌の内容も含めて書いてみたいと思います。
子供の時代は、人生に数度の仕事の転換、数度の教育の経験が訪れるようになるため、長期のライフデザインニングとライフプランニングが必要不可欠になると言われております。一つの仕事で一生貫く時代でなくなっているとすると、他の仕事を担うことができるように自分を「変身」させる時期と能力形成が必要で、時間と場所にこだわらず、育児・介護と両立可能な柔軟な働き方が必要になります。また、その為には無形資産と老後資産形成が必要になります。
社会は分散ネットワーク型社会構造が基本となり、インターネットにより、新聞・書籍・映像・貨幣等は脱物質化していき、シェアの原理が浸透するにつれ、住宅や自動車スキル、お金のシェアリングが進みます。企業の社会的位置が相対化し、「社会とシェア」が基軸になり、個人はソーシャル・キャピタル及び新たなスキル・知識・経験といった無形資産を蓄積していくことが重要になっていき、一生に数度学び直すためのリカレント教育を受ける必要が出てきます。同時に他の人々と繋がり、互いに支え合うために勤務先以外も含めた広い人間関係・社会関係の構築が必要になります。
他方、広く世界を見れば国連で取り組まれているSDGs=持続可能な発展17の目標にも目を向けて、個々人が自分の能力を最大限に伸ばし発揮することを軸に企業との関係が決まっていくようになれば良いのではないかと思います。
次に老後資産の形成ですが、長期・分散・積立を基本として、投資していくことが重要になってまいります。例えば、60歳を70歳リタイアにして、長く働き続け、退職金を10年間運用したり、共働きで二人とも厚生年金を受給したり、それを繰り下げで受給するなど工夫すれば、金融資産を増やせる可能性もあります。
また、リタイア後も毎月資金を引き出し使いながら、運用することにも取り組む必要があります。それには先ずゴールを決めて、逆算の資産準備が必要となります。
一般的に75歳まで投資をし、以降は使用する時期と考えている方が多いそうです。それを踏まえ、今から準備することが必要かと思います。
私自身、今迄漠然と老後を考えておりましたが、昨年年金セミナーに参加し、退職後の生活設計をシュミレ―ションしたら、早くも枯渇してしまうことに気が付き、内心穏やかではないのですが、子供には同じ轍を踏ませたくないので、今から考えられるように少しでも親として手助けができればと思っております。
親として落伍の道を辿ることのないよう「常住坐臥」又「実践躬行」の心境で文字に表現致しました。子供が気付いて一歩を踏み入れてくれる事を願っています。

日高 智(ひだか とも)
(メッセージ)
 公私で言えば、公は、社是の「Be of good use」を常に念頭に、一方 私では、「良き母は百人の教師に勝る」に少しでも近づけるように自己研鑽し、所謂、稲穂が垂れる人と言われることを最終目標に日々努力しております。

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