A&A blog

家族の大切さ

04.03

長男が大病を患ったこともあり、昨年の2月より、家族と私は別に生活をしている。これまでは、家に帰れば当たり前のように明かりがついており、子供が出迎えてくれる「普通」の生活を送っていたが、突然、10数年振りの一人暮らしとなってしまった。「普通」の生活を送っていると何の感謝も感じなかったが、失ってしまうとその「普通」がどれだけ大事であったかに気付かされる。

我々の職業は、時期によっては深夜まで作業が及ぶことがあるが、家に帰って子供の寝顔を見ると疲れがなくなり、自然と笑顔になれる。そんな癒し効果もあるのだが、早く帰れる日には、私が子供を風呂に入れ、寝かしつけることもあったが、大変さばかりが印象に残っている。また、休みの日には、ゆっくり休みたい気持ちがあるものの、子供と過ごせる数少ない機会のため、朝早くから子供と出かけることも多かった。さらには、子供の保育園などの行事ごとには、積極的に参加し、面識のない、子供の友人のご両親とも交流することも行っていた。

こんな、大変な面ばかり目立つ家族との時間ではあるものの、なくなってしまうと、自分の生活の一部になっていたことを改めて気付かされた。家族と別に生活するようになり、特に下記の思いが強くなった。
  ①.    食事が楽しくない(一人での食事)
  ②.    休日に仕事をすることが多くなった(休んでもやることがない)
  ③.    休日にあまり出かけなくなった(出かけてもすぐに帰る)
  ④.    買物をしていても楽しくない(一人での買物)
  ⑤.    車にあまり乗らなくなった(一人での移動のため電車活用)
  ⑥.    公園に行かなくなった(子供と別生活のため)
  ⑦.    ケーキなどのお土産を買わなくなった
  ⑧.    テーマパーク等に全く行かない(一人なので当然であるが・・・)

自分で言うのも何だが、上記を見ていると、非常にネガティブなものしかない。もともと私はポジティブシンキングであるのだが、こんな思いになるほど家族は大事なのである。
読んでいて非常に心が暗くなる文章を書いて申し訳ない気持ちであるが、最後に明るいニュースを書きたいと思う。幸いにも子供の病気が一段落着き、もうすぐ元の生活に戻れるのだ。このブログが出る頃には、私は家族と一緒に暮らしているだろう。
子供の病気を聞かされた時には、目の前が真っ暗になったが、こうやって家族の大切さを改めて気付かされる良い機会になったと思っている。家族と過ごす、そんな当り前の「普通」の大事さを、このブログを読んで頂いた方には、再認識してもらえれば幸いである。家族は身体の一部、そのように思う今日この頃であった。
以 上

永利 浩史(パートナー 公認会計士)

【プロフィール】
早稲田大学商学部卒業後、2003年中央青山監査法人入所。上場会社のスタッフ業務及び公開準備会社の主査業務を経験後、2007年7月に監査法人A&Aパートナーズに移籍

【趣味】
買い物、愛犬と出かけること。子育て。

【メッセージ】
事務所の兄貴達と楽しく明るい職場作りを心がけています。かっこいい中年になりたい!!

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