A&A blog

サウナの楽しみ方

01.12

サウナに行きづらくなってきた昨今ではありますが、サウナに行き始めてから約3年が経ちます。
 
サウナの魅力を言葉で説明するのは難しいですが、個人的にはお酒好きな人が酒を呑む感覚に近いのではないかと思っています。酒を呑むといわゆる「酔う」状態になりますが、サウナに入ると「ととのう」という非常に心地が良い状態になると言われています。
 
この「ととのう」という言葉は最近、ドラマ化もされた「サ道」という漫画で使われ始めたようです。この「サ道」が発端となって、3年ほど前から一部の若者の間でサウナがちょっとしたブームになったということはご存知な方もいらっしゃるでしょう。サウナにただ入るだけではなく、サウナ→水風呂→外気浴というセットを繰り返すことで「ととのい」の境地(?)に達することができるそうです。
 
私も友人からすすめられ、「ととのう」ってどんな感覚なのだろうという好奇心からサウナに入り始めました。サウナに10分以上我慢して入り、意を決して水風呂に着水。外気浴と呼ばれる休憩に入るとその感覚はやってきました。心臓はバクバクしているものの、疲労感は全くなく、目はシャキッと冴えわたっているけれど、安眠しているときのような穏やかな幸福感。サウナに入ることは自律神経にも良い影響があるそうです。ただそのとき、エレベーターに乗っているかのように周りの景色が動いているような錯覚があり、これはめまいなんじゃないかと不安になったのを覚えています。果たしてこれは正しい入り方なのだろうか。
 
サウナの入り方の正解を探っていく中で徐々に分かってきたことがあります。「酔い」にもほろ酔いと泥酔があるように、「ととのう」にも程度があること。激しめにととのうときは強烈に気持ち良くなるものの、程度問題でやはり無理し過ぎると体に悪そうであること。軽めのととのいはそこまでいかないものの十分にリラックスでき、リフレッシュされるということ。
 
慣れてくるにつれて無理な我慢をすることはなく軽くととのう程度で済ませることが多くなりました。それでもたまに激しくととのうときがあって、これはこれでたまらんと思ってしまうものです。
 
「90度くらいになる蒸された部屋に入る」なんてよく考えれば不思議な文化ですが、やはり先人の知恵は偉大です。ちなみに水風呂は本場フィンランドには無いらしく、日本独自とのこと。サウナの楽しみ方に正解なんてなくて、いろんな楽しみ方ができる懐の広いものなのかもしれません。

岡本 健司(おかもと けんじ)
東京都出身
2021年3月A&Aパートナーズに入所

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