学生時代は、勉強でも部活でもなく、カードゲームに打ち込んでいました。
小学生のころからやり始め、中学生になると周りの友達は私に勝てなくなっていきました。
どうやら人よりも強いらしいと気付いてからは、遊びではなく真剣に競技として取り組むようになりました。それからは、初めて出た参加者40人程の大会で優勝、高校生の時は店舗大会、東北大会を勝ち上がり、世界大会に出場しました。
大会で勝つために重要な要素は3つあると考えています。
プレイングとメタ読み、そして運です。
プレイングとはいわゆる戦略です。
戦略には2種類あり、自分の思い通りの動きができたとき、又はできなかったときの戦略と、相手に合わせて動きを変える戦略です。
前者はある程度1人で考えることができますが、後者は友人に協力してもらい、研究することが多いです。
私が世界大会に出場した際は、日本一になったことがある方とひたすら練習していました。
メタ読みとは、大会でどのようなカードが使われるかを予想することです。
一般的に強いと言われているカードを始め、そのカードに対して強いカードについても事前に把握して、何を使えば相対的に有利になるかを予想します。
運は日頃の行いでカバーします。
今思えば、私が会計士試験に合格できたのは、この期間が大きく影響していたのではないかと考えています。
勉強はしていませんでしたが、カードゲームを通じて、論理的思考力、損得勘定などが身についていきました。
たとえゲームであったとしても、真剣に考え、悩み、取り組んでいけば自分の成長につながり、社会に出てからも様々なところで活きてくるのだと思います。
自分が真剣に打ち込めるものは希少です。
皆さんも趣味は大切にしてください。
シニアスタッフ 及川 智也