2015.03.23

志村坂上グルメ探訪

昨年、マンションを購入した。板橋区志村、駅で言えば、都営三田線志村坂上駅である。さて、この志村坂上、都内でも屈指のマイナータウンと言って良いであろう。「志村坂上?どこそれ?」と思われた方も多いのではないだろうか。
クライアントの方との会話でも、いつもこうなる。
「家を購入されたんですね、どちらですか?」
「志村坂上です!」
「・・・・・・・(やばいよ知らないよ、話広がらないよ、聞くんじゃなかった。)」
大丈夫、気にしないでください。そんな聞くんじゃなかったという微妙な表情を見るのが、もはや私の楽しみになってますから。
また、タウン紹介を行う某人気TV番組で志村坂上が取り上げられた回など、冒頭に地元のおばあちゃんのインタビューがあって、「この街はもう終わった街だからねえ・・。」などと、放送前から勝負を降りられてしまうという有様である。この番組に関して言えば、このブログを書いている前日に特番を放送していた。ここでも、「こんなマイナーな街にも行ってます。」ということで、最初に取り上げられたのが志村坂上だったという・・。さて、この1000回記念で取り上げられた際、志村坂上の釣り人(実は志村坂上にはヘラブナ釣りの名所がある)の、こんなコメントが取り上げられていた。「この辺、うまい店なんてないよ。」
今日はこのコメントに噛みつこうと思う。
いやいやいやいや、たくさんあるのである。うまい店が。
私は志村坂上に引っ越す前、巣鴨に住んでいた。素晴らしい街である。治安もいい。観光地なのでうまい店はたくさんある。なにも調べずに、その辺のお店に入ればうまいのである。ただ・・・。
もうつまらないのだ、そんなの。簡単すぎて。
うまい店なんてないと思われている(私もそう思っていた)志村坂上で、びっくりするようなうまい店に出会う。ちょっと難易度の高いロールプレイングゲームをやっているような感覚。いろいろ出費を考えて家を買ったわけで、志村坂上には何の愛着もなかったのだが、最近この街がどんどん好きになってきた。
というわけで、志村坂上グルメを、ここでちょっと紹介したい。

①I(ラーメン)
まさかあの有名なレストラン比較サイトの「ベストラーメン2014」の一位に選ばれる店が、自分の家から徒歩2分のところにあろうとは・・。ちなみに、このブログを書いている時点でのそのサイトの評点は4.24。平均が3であるから、とんでもない値である。私も男子のご多分にもれずまあまあのラーメン好きであるが、この店は間違いなく宮之原史上最強である。
ここは、プロレスラーと見紛うようなごつくて強面の優しいお兄さんが、母親とお弟子さんとで経営している。この店の特徴はとにかく大量の煮干しでだしを取ることにある。そのためスープの色はもはや灰色で、味はかなりしょっぱ目であるが、煮干し好きにはたまらない。麺は中細のストレート麺で、かなり固めにゆでてあり、これが煮干しのパンチに負けていない。具もなかなか凝っていて、チャーシューは角煮のような分厚さなのに、しっかり味が染みている。また、薬味にはねぎを使わずみじん切りの玉ねぎが乗っているが、この選択が絶妙で、煮干しのくどさを中和していくらでも行ける。さらにこの店の替え玉は和え玉という特殊なもので・・この辺にしておこう。この店を語るときりがない。
ただし、この店に来られるときは、昼なら待ち時間は一時間ではきかないのでご注意いただきたい。夜は比較的すいているが。また、当然であるが煮干し嫌いの人にとっては地獄以外の何物でもないので、よくよく熟慮なされるよう。

②H(やきとん)
板橋区民でその名を知らぬ者はいないと言われる、上板橋にあるやきとんの名店の、支店である。ちなみに私は巣鴨に住む前にも板橋区に15年住んでいたが、知らなかった・・。午後4時開店だが、5時にもなれば満席である。さてこのお店、やきとんの焼き加減は絶妙、本当にうまいのだが、それだけでなく、下処理のしっかりしたカルパッチョ、580円では考えられないほど大量で新鮮なバーニャカウダ、レバー嫌いの私でもお代わりしてしまう鶏レバーペースト(バケット付き)(←オレンジマーマレードで食べると絶品!)、そして締めの生パスタを使ったミートソースなど、看板メニューは枚挙にいとまがない。そして、腹いっぱい飲んで食べて、大体3千円でおつりがくる。信じられない良店である。
ただ、ここで今一度皆さんには思い出していただきたい。
この店は、「イタメシ屋」ではなく、「やきとん屋」である。。

③I(居酒屋)
北海道に独自の仕入れルートを持ち、腕利きの板前さんが新鮮な魚介を提供する居酒屋である。魚の処理が素晴らしいだけでなく、お酒の種類も豊富。ほっけや本ししゃもを刺身で食べるという、ちょっと他ではできない経験もできる。刺身のツマ用のドレッシングを用意してくれるのもうれしい。頼んだメニューで失敗したことがない。価格ももちろん板橋価格である。遠方から友人が来ると、大体この店に案内するようにしている。

④V(カフェ)
コーヒーに詳しい人に聞くと、コーヒー豆は本来質の悪い豆を一つ一つ取り除かなければならず、これをしないと雑味が混ざってしまい、味は格段に落ちるのだとか。私は残念ながらそこまで違いが分からないのだが、この質の悪い豆を一つ一つハンドピックで取り除く作業、これを焙煎前後で2回も行っている都内でも数少ない店がここである。ここの店主は多くのメディアで取り上げられる、コーヒー界の有名人と聞く。このような素晴らしいコーヒーが、志村坂上だと並びもせずに飲めてしまう。板橋区万歳。

以上、都内屈指のマイナータウン志村坂上について、少し分かってもらえただろうか?え?宮之原が理屈っぽくて面倒くさいということが良く分かった?はい、すみません。。。

以 上

宮之原 大輔 (マネージャー)

<モットー>
一日一半荘

<経歴>
東京大学経済学部卒業後、商社に勤務するも2年と持たずに逃げ出す。

200110月に中央青山監査法人入所。主として建設業の監査業務に従事。

2007年7月、監査法人A&Aパートナーズに入所。

<趣味>

麻雀、フットサル

<メッセージ>

監査という仕事は車のブレーキと同じです。

ブレーキのついていない車は必ず事故を起こします。

一方で意味のないブレーキをむやみに踏んでいると、会社業務は渋滞を起こします。

踏むべきブレーキは必ず踏んだ上で、乗り心地のよいブレーキを目指したいと思いま

す。