2014.11.4

正しい日本語

思わず言ってしまった変な言葉ってありますよね。
「血が出血した。」とか、「頭が頭痛がする。」とか、文章にすれば明らかに変な言葉でも、会話の中では、つい、言ってしまうこともあります。
では、次の文章は、どうでしょうか?
「形勢が不利なため、最後の切り札を出すことにした。」
「選挙の開票が進み、勝負の決着はついた。」
どっかおかしなところがあるの?と思われた方は、ある意味、普通だと思います。
これらの言葉は日常会話として普通に話していますし、文章に書いてみても、特に違和感を感じないのではないでしょうか?
しかし、良く考えてみると前者について、「切り札」はゲーム等での最強のカードを指すもので、局面を左右する人物等を意味するものであることから、「最初」とか「最後」とかは存在しないのではないでしょうか?ここは、素直に「切り札を出す。」だけで十分なのですが、つい力が入って「最後の」をつけて言いがちなものと思われます。
後者については、分かりづらいのですが、「決まりが着く」から「決着」なので、「着く」を2回表現しているところがよろしくないということになります。これも「勝負は決着した。」が正しい表現と思われます。

では、これはどうでしょうか?
「従来より、お付き合いがある。」
「第一日目から、遅刻するとは何事だ!」
これも普通に使っているので、分かりづらいですが、前者は、「従」と「より」が同じ意味であるので、これも意味が被ってしまっています。
「従来、お付き合いがある。」や「昨年より、お付き合いがある。」等の表現が正しいと思います。
後者については、「第」と「目」が被っています。どちらも物の順序を表す言葉であり、「一日目から、」か、「第一日から、」の表現が正しいと思います。

その他、「遺産を残す」、「留守を守る」、「炎天下の下」、「犯罪を犯す」、「後遺症が残る」等、漢字で書いてみると明らかにおかしい重ね言葉もありますが、普段、話していると気付かなかったりします。

最後に、このブログの中の重複語の誤りに気付かれた方はいらっしゃいましたか?
そう、「特に違和感を感じない」と記載したところが、誤りでした。「違和感を覚えない」が正解です!
皆様、日本語は難しいですが、正しく使いましょう!

~省略された単語が苦手な加賀美でした~

加賀美 弘明(かがみ ひろあき)

最近思うこと:何かと難しい時代なので、バブル時代を懐かしく思います。