2014.02.3

読書

仕事の関係で一昨年から出張が増えています。移動時間が長いので時間つぶしをかねて昨年はたくさん本を読みました。読書記録としてブクログ(http://booklog.jp/)というWebサービスを利用しています。今日はその中から特に印象に残ったものを皆様にご紹介致します。一部ネタバレありなので、これから読もうという方はご注意ください。

・白い巨塔(山崎豊子)
いわずと知れた山崎豊子の超有名作です。文庫だと財前五郎の教授就任及び医療過誤裁判1審判決を扱った1~3巻と、その後の続編である4~5巻の構成となっています。当初は1~3巻で完結の予定だったそうですが、ラストの救われなさから読者からの強い反響で続編が書かれたそう。財前と里見の仕事に対する姿勢の違いから、職業的専門家の矜持とは何かというのを考えさせられました。

・関ヶ原(司馬遼太郎)
石田光成と島左近から見た関ヶ原。文庫で上中下の3巻でボリューム感がそれなりにあります。徳川家康の狡猾さ(狸親父)が際立つ作品でした。

・永遠の0(百田尚樹)
映画化され、いまや破竹の勢いの百田尚樹のデビュー作。調べてみると初版は2006年とのこと。ベストセラーですがロングセラーでもあるんですね。戦争の悲惨さが描かれており、子供を持つ親の自分には涙なくして読めない作品でした。また、百田尚樹作品に共通していますが、細部へのこだわりが異常に強く、史実を丁寧になぞっているので、太平洋戦争史としても読めるかと思います。

・死都日本(石黒耀)
個人的に非常に好きな作品です。「破局噴火」(山が丸ごと噴火でふっとぶ!!)の恐ろしさがリアリティをもって描かれています。作品内の「歴史上、地震で滅びた国家はないが、噴火で滅びた国家はたくさんある」という発言や、南九州の超巨大な火山(加久藤カルデラ)の噴火の様子(火山灰で鹿児島湾が埋まる)から、現代の文明が非常に危うい国土の上に成り立っていることを痛感します。ちなみに噴火災害の対策は避難しかないそうです。

・殺人鬼フジコの衝動(真梨幸子)
「イヤミス」(読後感が非常に悪いミステリー)の旗手。これでもか!というぐらいイヤな気分になる描写が続きます。タイトル通りたくさんの人が死にます。ネットで「閲覧注意!」をクリックしてしまうような怖いものみたさの好奇心の強いひとにオススメです。

それと、昨年12月に電子ブック(米国のA社製)を購入しました。重量を気にせず持ち歩けるのでますます読書量が増えそうです。

大髙 宏和 〈プロフィール〉東京都出身 霞が関ビルからの眺めが良かったことから2001年4月みすず監査法人(旧中央青山監査法人)に入所。2007年7月監査法人A&Aパートナーズ入所後現在に至る。 日本公認会計士東京会会計委員会委員、同会実務指針等対応検討PT構成員ほか
〈趣味〉 育児、読書、Wikipedia、YouTube、乗り物、絵本の読み聞かせ、ふるさと納税
〈座右の銘〉考えよう、答えはある(By 某ハウスメーカーCMより)
〈メッセージ〉最近ドライアイっぽくて困っています。いい眼科知りませんか?