2013.11.25

思い出の地

16年ぶりに、出張でアメリカに行きました。ニューヨークで開催された国際会議に参加するためでした。会議の前に、ロスアンジェルスに2日間立ち寄りました。21年前ですが、2年間住んでいたところで、自分にとっては思い出の地です。ロスアンジェルスでは、車が無いと、どこにも行けません。帰国後ほとんど運転したことが無く、今現在、車も持っていないので、レンタカーを借りる気にはなれず、明るいうちなら、歩いても安全な地域のホテルに宿泊することにしました。マリナ・デル・レイというヨットハーバーで有名なところです。ホテルからは、赴任当初、1か月以上滞在したアパートがすぐ近くに見えました。42歳で赴任するまで、英語もろくに話せず、外国生活の経験もなかったので、無事に駐在期間を終えることができるか、とても不安だったことが思い出されました。セルフのガソリンスタンドで、給油の方法が解らず、途方に暮れたことなどが走馬灯のようによみがえりました。不安と期待が、心の中で入り混じっていましたが、正直言って、不安の方が圧倒的に大きかったです。
ロスアンジェルスには、昔の職場の仲間が住んでいるので、彼らに声をかけました。第一日目は、中心部より南東方向に、車で1時間ほど行ったところに住んでいる同世代のアメリカ人が、宿泊しているホテルまで迎えに来てくれました。自分が住んでいた地域からスタートし、ビバリーヒルズ、サンタモニカ、マリブとめぐる半日ドライブを企画してくれました。20年以上経過したのですから無理はありませんが、住んでいた地域周辺で、高層ビルが増えていることに驚きました。しかし、それはそこだけのことで、ビバリーヒルズ他は、ほとんど前と変わっていませんでした。最後に、何度か一緒に行ったことのある、マリブの海岸沿いに建つレストランに立ち寄り、暫し、思い出に耽りました。「ロスアンジェルス、思い出の地巡り半日コース」を堪能しました。
次の日は、当時、アシスタントとして、とてもお世話になった日本人女性との会食でした。中心部より北の地域で、車で1時間以上もかかるところから、わざわざ来てくれました。これまで21年間、クリスマス、私の誕生日には、何時もカードを送ってきてくれていましたが、お会いするのは19年ぶりでした。「何時かきっとお会いしたいです。」「ぜひ、L.A.に来てください。」とこれまで、何回も繰り返されてきました。それが実現したのです。本当に感激の再会でした。19年の時間の隔たりはありましたが、あっという間にその隔たりは埋められ、話が尽きない、とても楽しいひと時でした。あっという間に4時間が経ってしまい、再会を約束して車を見送りました。
赴任当初は、不安に支配されることが多かった私の心も、駐在中の素晴らしい人たちとの触れ合いで、いつの間にか、希望、感謝等というポジティブな色で塗られるようになっていました。その代表者が、今回ご一緒したお二人です。久しぶりの再会で、積年の望みを果たすことができました。

進藤 直滋

私の会計士人生は、いつの間にか40年を越えています。
最初の10年に比べ、後半の30年は、大きな変革の中を通ってきた感じです。
これからの変化は、間違いなくもっと大きくなるでしょう。

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