2013.01.28

時 の 歩 み

昨年2月の柔道の都大会で、腕を引き込まれ、骨折の上軽い失神をしてしまった我が子、幸いにも頭を打たずに済みましたが、翌日入院、即肘2箇所の手術となりました。
1週間で、無事退院致しましたが、それからが大変でした。腕を固定し、思うように動けず、中学校でも学友に助けてもらい何とか通学していました。また、好きな柔道も出来ず、仲間の稽古を見ながら、試合の応援、仲間達の素晴らしい成績の中、自分一人取り残され、どんなに深い悲しみを受けたことでしょう。私自身も子供に対する毀誉褒貶の言葉を投げかけ、親の重さを外に忘れてしまい、子供が好きな柔道ができなくなるのではないかと毎日心配でした。
しかし、その中で子供も家族や学友の様子に気遣いながら、苛立ちや焦りなど少しでも感じさせないように努力しているようでした。その姿を傍で見ながら、子供が日々立派に成長している姿に気付いた事の方に嬉しさを感じました。親と子の関係の世界が又一つ開け、生活の良きライバルと心に転写した事は、記憶は消えるが記録は生き続けるこの言葉の納得で(一字の違いが目の前の風景を変える)、禍転じて福と為すの人生訓に継続した事に素晴らしさを覚えます。
という次第で、自分の専門分野の一つである年金の幅を拡げるため、DCプランナー取得を昨年の目標と致しました。皆様ご存知の通り、DCとは日本版401kと言われている確定拠出年金のことです。若い時分ならいざ知らず、記憶力が少し衰え始めている今日この頃、気持ちを奮い立たせ、親の背を見て子は育つという諺の例に倣い、少しでも子供のプラスになればと勉強致しました。久しぶりのテストに予想外に緊張しましたが、やっと終え、安堵致しました。
年が明け、昨年骨折した試合がまた開催されます。半年近く練習が出来ませんでしたが、今まで経験のなかった世界を目にし、様々な道から一つの道を選択、柔道という柔よく剛を制すの人間の道理を心に焼き付けたのでしょう。その折れざる信念で試合に参加できるまでに到りました。見事ベスト8に入賞し、平成25年度の都の準強化選手にもなりました。何度も心が折れそうな状況にも負けず、子供なりに雪辱を果たした結果に、親として思わず涙を浮かべ、親ばかですが、心の中では、良くやった!でかした!と叫んでいました。
この成長した子供の姿を目の当たりにし、知命の年代に入った私ですが、まだまだ子供には負けて入られないと心密かに闘志を燃やしています。
今年は佳い年になりそうではなく、自分自身で佳い年にして行きたいと強く心に刻みました。

日高 智(ひだか とも)
(メッセージ)
 公私で言えば、公は、社是の「Be of good use」を常に念頭に、一方 私では、「良き母は百人の教師に勝る」に少しでも近づけるように自己研鑽し、所謂、稲穂が垂れる人と言われることを最終目標に日々努力しております。