2012.11.26

機内にて

国際会議参加のため、シドニーへ出張しました。26年ぶり、2回目のオーストラリアでした。飛行時間は10時間近くと長いですが、時差は2時間で、欧米への出張と比べると、体はずっと楽です。
午後8時近く出発の夜行便に乗りました。10時間なので、チエックインの際、比較的足の伸ばせる席を希望しました。担当者に、隣の席は幼児を連れた人たちですよと言われました。その意味は機内に入ってから解りました。座席の前には、飛行中に幼児を寝かせる、簡易の折り畳み式のベッドが備えてありました。
左隣は、満1ヶ月の赤ちゃんを連れた夫婦で、シドニー経由ニュージーランドまで行くとのことでした。赤ちゃんは、とてもおとなしい良い子でしたが、満1ヶ月なので、とてもひ弱で脆そうな「生き物」に見えました。10時間の飛行中、体調の急変があったらどうするのだろうか、風邪でも引きはしないかと、親でもないのに、あれこれ心配してしまいました。
夕食が出て、寝る時間になりました。私は、睡眠薬代わりに、ワインを3杯飲み、2,3時間眠りました。隣の席がどうにも気になりました。簡易ベッドにいた赤ちゃんは、眼が覚めた時には、母親の腕に抱かれていました。ウトウトしても、しっかり抱いていました。赤ちゃんが動けばすぐに眼を開け、顔を覗き込んで、愛しいわが子の無事を確認していました。次に眼が覚めた時には、父親の腕の中でした。母親同様、しっかり抱いていました。
子供のいない私ですが、若夫婦の我が子に対する献身的な愛情を見て、何か、自分に対する親の愛が強く感じられました。間違いなく、私の親も、私をしっかり抱いて、献身的な愛情を注いでくれたに相違ないと強く思えました。目頭が熱くなり、暫し、機体の天井を見つめていました。

進藤 直滋

私の会計士人生は、いつの間にか40年を越えています。
最初の10年に比べ、後半の30年は、大きな変革の中を通ってきた感じです。
これからの変化は、間違いなくもっと大きくなるでしょう。

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