2012.09.10

思い出す

このブログを書いている今日は3.11から2度目の「防災の日」です。TVでは防災訓練の映像が流れ、我が家の近くの駅でも、帰宅困難者を想定した訓練が行われていて、「訓練」と書いてあるベストを着た大勢の方が駅の構内に座っていて、駅員さんが水を配っていました。
防災の日に先立って、「南海トラフ」で地震が起こった場合の被害想定が公表され、これまでの想定を超えた被害が具体的な数値で示されました。だいぶ前ですが、首都直下型地震の被害想定も公表されています。日本全国、地震を意識しなくて良い地域はないのですね。

生まれてこのかた何度となく防災の日の訓練映像を見てきたはずですが、3.11の前は何も意識していなかったため、まったく印象に残っていません。ただ今日は、避難訓練には参加しないまでも、買い物に行ったお店の方と、ひとしきり3.11の時にどうしていたか、防災対策で何を実践しているかなど話して、防災グッズの情報をいただいたりしました。3日間は家で籠城できるような準備が必要ですが、私の場合、準備できているのは飲料水と食料ぐらいで、生活用水の確保やガスコンロなど、まだまだです・・・。非常持ち出しの準備は、やらなければと思いながら準備出来ていません・・・。「家にいられるとは限らないので、使っていないキャリーバッグに水、食料、防災グッズを入れています。」というお店の方の言葉に、反省しきりでした・・・。心のどこかで、自分の住んでいるところは大丈夫と、自分勝手な狭い想定のもと行動してしまいます・・。

3.11の際に、釜石の子供たちが、地震発生後、高台へ逃げようとしない大人たちを必死で説得し、説得に従ったおかげで家族全員が助かったという話をTVで放送していました。大人たちは地震の後に津波が来ることを頭では分かっていたのでしょうが、子供たちの説得を最初のうちは聞かず、家の片づけなどを優先し、逃げようとしなかったそうです。子供たちは、学校での避難訓練、インドネシアでの津波の映像を利用した授業を思い出し、早く高台に逃げないと家族が危ないことを懸命に大人たちに訴えたそうです。ある子どもは祖父母を叱咤し、ある子どもは泣き叫んで大人たちに逃げることを訴え、家族全員が高台に避難してすぐに、自分の家が流されていくのを家族全員で呆然と見ていたということでした。
子供たちは避難訓練や、授業で習ったことをきちんと思い出し、結果として家族を助けるという素晴らしい効果をあげたことに拍手を送りたい気持ちになりました。

私たちは、今後も決して3.11を忘れてはならないのですが、日々の生活の中でずっと気をつけるのは難しいし、「きっと大丈夫」という大人になりがちです。釜石の子供たちは毎月11日に避難経路の確認などを行っているとのことですが、私たちはせめて「防災の日」にはきちんと思い出し、3月11日と同様に、被害にあわれた方々に思いをよせ、自らの行動を見直さなければと感じた「防災の日」でした。

町田 眞友 (パートナー)
<プロフィール>
中央大学商学部卒業後、中央監査法人に入所。
2007年7月、監査法人A&Aパートナーズに移籍。

<趣味>
季節の美味しいものをいただくこと。
(食文化維持のため・・)

<モットー>
 楽しい時はいつも通り明るく、困難なときほど落ち着いて明るく。