2012.06.25

つれづれなるままに・・・

先日、朝、電車に乗ると誰かと誰かが喧嘩している声が聞こえてきました。「朝から喧嘩なんかしても誰も得しないのに」と思いながら、満員電車の中、喧嘩している方を見ると、大きなリュックを前に抱えたおじさんとショルダーバッグを持ったOLが喧嘩していました。OLは、リュックが余程邪魔だったのか「前に抱えたら余計に邪魔なんだよ」とショルダーバッグを隣のおばさんにぶつけまくりながら怒っていました。

別の日、通勤電車に乗るため駅の改札に向かっていました。私との間に5,6人挟んで、前方に大きなショルダーバッグを抱えた女性が歩いています。遅刻ギリギリの方もいるのでしょうか、みなさん急いでいます。その女性、自動改札機の目の前で急に立ち止まって鞄の中を探し出しました。

2週間ほど前の話です。朝の通勤電車が終点の駅に到着する直前、結構混んでいる車内をおばさん二人が出口付近まで移動を開始しました。他人の足を踏みまくりながらドアしか見ていません。「余程急いでいるのだろうしょうがないなぁ」とみなさん少々あきれ顔で見ているとドアが開きました。そのおばさん二人は、ぺちゃくちゃ話しながらゆっくりと歩き出しました。先ほど足を踏まれた聖人達はびゅんびゅんそのおばさんたちを抜き去って行きました。

ついこの間友達から聞いた話です。その友達は高校の時、英語が大の苦手でした。英語の授業中に先生から「I live in Tokyo」を過去形にしなさいと言われ「I live in Edo」と答えたそうです。

先日見た夢の話です。ある老人が高速道路を運転していました。その時、妻が心配そうな声で彼の携帯に電話をかけてきました。「あなた、気をつけて。東名高速を逆走している狂った男がいるってラジオで言ってたわよ」老人は「ああ、知ってるよ。でも、一台だけじゃないんだよ。何百台という車が逆走してるんだ。困ったもんだよ」

<氏名>
吉村 仁士

<経歴>
早稲田大学商学部 卒業
中央青山監査法人 入所
平成19年7月 監査法人A&Aパートナーズ 入所
現在に至る

2012.06.18

マクラーの独り言 〜 あるいは次世代の教育に関する一考察

「マクロ」なるものをご存知でしょうか?

エクセルなどのアプリケーションソフトで、操作手順を記述し再現することができる機能のことをいいます。実際には操作手順だけでなく、分岐やループも記述できるため、かなり高度な処理もできます。「マクロウィルス」という言葉を聞いたことのある方も多いと思います。

マクロ好きのことをマクラーといいます。

私とマクロとの出会いは約20年前に遡ります。当時入社したてのプログラマーだった私は、先輩からエディター(プログラムを書くためのワープロのようなもの)のマクロを紹介され、たちまちその虜となりました。仕事を終えると当時まだ重くて高価だったラップトップPCを寮に持ち帰り、マニュアル本とにらめっこでマクロを勉強し、その威力に感嘆する毎日でした。

そんなある日、別の先輩が「オセロゲームを作って俺に勝ったら一万円やる」というのを聞いて、覚えたてのマクロでこの挑戦を受けることにしました。当時はまだ馬力も集中力もあったので、徹夜でプログラムの骨組みを完成させ、1週間くらいかけてオセロのアルゴリズムを調整し、先輩に挑戦しました。
結果は負けでした。
コンピューターの思考過程を盤上に表示させたままにしたため、アルゴリズムを見破られてしまったのが敗因です。とはいってもオセロゲームにおいて、相手の戦略を知ってその裏をかくということはなかなかできることではありません。先輩はいうだけあってオセロに自信があったようです。同期の何人かとも対戦させましたが、結構勝ちました。
負けはしましたが、エディターのマクロでオセロゲームを作ったということで私の存在は社内で相当認知されましたし、私自身プログラマーとしての大きな自信になりました。ちなみにオセロ先輩は、最年少でこの一部上場企業の執行役員になりました。

オセロゲームのような複雑なマクロを作ったのは後にも先にもこの一度きりですが、その後もマクロを作り続けました。
監査法人に入って使い始めたエクセルにもマクロがあることを知り、早速習得し、アサインメントを見やすくするマクロを作成して同期に配ったところ、瞬く間に300人の部門全体に広がったこともあります。
監査現場でもクライアントの担当者が半日かけていた仕事を一瞬で終わらせるマクロを作ってあげたことがあります。最近では会計士や経理担当者の前で実務向けのエクセル研修をしたのですが、「マジックみたい」という感想をいただきました。私にとって最大限の賛辞です。

「マクロは便利そうだけど自分には関係ないよ」
多くの方がそう思うことでしょう。しかしそうではありません。マネジメントの立場で、たとえ自分でマクロを書けなくても、マクロを使えば簡単にできるはずということを理解しているだけで組織に潜む膨大な無駄を減らすことができるかもしれません。マクラーの視点から見ると組織には本当に無駄が多いのです。

唐突ですが、皆さんは1から100までの数を足すのにどのくらい時間がかかりますか?
少年ガウスは一瞬でこの問題を解いて教師を感嘆させました。解説するまでもありませんが、ガウスは1から100までの数列に100から1までの数列を足すと101が100個並ぶことに気づいたのです。ガウスは後に素数の規則性を発見するなどした数学界の巨匠です。
実直に足し算を頑張る人生も否定しませんが(例えば一生をかけて円周率を35桁計算して墓石に刻んだルドルフの人生には憧れます)、リーダーたるもの混沌の中に秩序を見出し将来の展望を示す、といった掛け算的な努力のほうが求められるのではないかと思います。
最近のトピックと関連させるならば、古代における日食を預言する者の権威とリスクについて考えると分かりやすいかもしれません。

先日、外資銀行の経理で長くキャリアを積まれた公認会計士とお話する機会がありました。この方によれば、外資のマネジメント層が出世するには、どの部門であれシステムの知識が必須であるとのことでした。これはPCやエクセルのようなアプリケーションの操作に習熟しているという意味ではなく、システムを効果的に使えば組織としてどのような結果が得られるか、ということを見通し実現させる力を持っているということです。
「ITリテラシーが所得格差を生む」と言われて久しいですが、日本の監査や管理部門を取り巻く環境をみる限り、この言葉が緊張感をもって受け止められているとはいえないようです。

先の会計士は続けます。「IT化が進んでいる外資では、インド人の雇用が進んでいる。いずれ日本企業もそうなり、日本人は職場を失う」と。
日本ではいっそのことIT化など進めずに今のまま紙と手作業に徹して、日本語ができなければ業務ができないようにガラパゴス化し、ハングリーに勉強してグローバルで通用するITと英語を身につけた外国人に対する参入障壁を高くして、次世代の日本人雇用を維持するのも手かな、とも思いますがいかがでしょうか?

少々辛口なマクラーの独り言でした。

<信条>

混沌の中に秩序を見出すことこそ真の仕事である。

 

<モットー>

職業会計人としての気概を持ち

成長を志す経営者を支援し 

地域に貢献する    

 

<最後に一言>

昨日の自分を超えましょう!

 

一木 伸夫

<座右の銘>

「和而不同」(和して同ぜず)

「銀も 黄金も玉も何せむに まされる宝 子にしかめやも」(山上憶良)

<経歴>

早稲田大学商学部卒業後、プログラマを4年経験。税理士事務所見学を機に公認会計士を目指す。中央青山監査法人に入所し、様々な業種の監査を経験。20077月に監査法人A&Aパートナーズに移籍。20123月に独立し、一木会計事務所設立。

<趣味>

オープン・ウォーター・スイミング

2012.06.11

中国に進出するなら社長もっと勉強して下さい!

 私が高校生の頃(45年ほど前(^^))、中国は文化大革命という毛沢東の権力闘争が真っ盛りで、この頃からずっと中国をウォッチしてきました。当然大学の第二外国語は中国語(北京語)でしたが、これは親父(今93歳です)が若い頃に満州国警備司の警官で北京語がぺらぺらだったことも影響していますが、もうちょっとまじめに勉強していれば良かったと大後悔しています。親父から聞いた話では、主な仕事は地方の武装勢力や馬賊の親分たちに「日本軍へのご協力を宜しく」と営業(?)に廻っていたようです。それに支那人入植者たちの農村(満州は支那ではありません。満州族の国です)を満州馬賊や匪賊の襲撃から守るため警官隊を率いて村々に駐屯していたようです。中国共産党が教えている歴史とは全く違います。

 ここ十数年来日本の中堅中小の会社が中国へ続々と進出しています。一言言いたいのは「社長もっと勉強してから行け」ということです。今の日本人は中国のことを全く分かっていません。歴史研究家として言わせてもらえば、東アジア全域の3000年の歴史は支那大陸に次々に現れる全く民族の異なる王朝とどう付き合って行くか、商売と安全保障でどう利益を得ていくかの繰返しなのです。(殷…西から来た遊牧民(契丹古書による)秦…ペルシャ系ではないかと言われている、唐…鮮卑族、元…モンゴル族、清…満州族)

 同じような顔つきで、漢字を使い、古代からも長い交流があったことから日本人は中国人(本当は中国人というのはバーチャルな概念でしかないのですが)に同質性を強く感じ過ぎだと思います。日本人は中国人の風習もほとんど知りません。例えば贈り物やプレゼントをする時、日本では1・3・5の奇数をおめでたい数字としてベースにします。御隣にお土産のおまんじゅうを4個あげる人は普通いないでしょう。中国では逆に奇数は縁起が悪い数字です。従ってお土産は偶数にします。このようなことを普通の日本人は知りませんし知る必要もないのですが、彼の地に会社を作る、工場を立てる、何百人も人を採用するとなったらそうもいかんでしょう。このような細かいことから商習慣、法律等、中国の現状と歴史を良く理解したうえで進出を考えるべきだと常々話しています。

 また、日本では反日的な報道がよくされますが、本音では中国人ほど日本へのあこがれの強い人たちはいないのです。日本に長く住んだ人や日本人の友人の多い人ほどその傾向は強いと思います。それとは逆に中国人や中国という国が嫌いな人は断然中国人が多いようです。中国の庶民はテレビのニュース番組をあまり見ないのであるとき質問したら、政府の発表等は全く信用していないので最初からニュースなんか見ないということでした。 

 この国を考えるときは共産党王朝と庶民(北京語では「老百姓(ラオバイシン)」と言います本当です!) とは分けて考えるべきでしょうね。

 くどいですが中国に進出するなら、「社長よく勉強してから行きなさいよ!!」と言いたいです。

笹本 憲一
一言:
 最近のオタクな日々を徒然なるままに書きました。

略歴 : 中央大学商学部、日本大学大学院修了後、日本大学講師を経て監査法人中央会計事務所入所。中央青山監査法人時代は事業開発本部で横浜株式公開部長、CSR部長担当。平成197月監査法人A&Aパートナーズ代表社員就任。

趣味 : 歴史研究(先史~昭和史)、軍事研究(現在防衛省系NPOの監事)

    その他マルチオタク(鎧甲冑・戦史・犬・国際情勢・印刷機械……)

スポーツ:100を切れないゴルフと挙がらなくなったバーベル

天敵 : ネギ

2012.06.4

中国はどこへ行く!!!

中国では先日来、次の指導者の一人と目された薄熙来氏が失脚して大騒ぎになっているようです。日本の新聞やニュースではあまり分からないようですが、香港紙等海外の情報によると内戦一歩手前のような緊迫した状況だったようです。中国の近代史を振り返ってみると、1910年頃孫文が東京で中国革命宣言をして清朝崩壊、その後数十年の内乱が続き、最後の段階で国民党軍と共産党軍の決戦の結果共産党軍が勝って共産党王朝ができ、今に続いています。当時の中国(この言葉は最近になって使われていて、当時は中国人も自国を「支那」と呼んでいました)は古代の春秋戦国時代みたいなもので地方軍閥や馬賊、山賊等の武装集団、自警組織が跋扈して日本軍等もその一つに過ぎなかったのです(一番強かったですが)。断っておきますが人民解放軍は中国共産党の私設軍隊であり、中国軍というものは今でも彼の国にはありません。なぜか!人民解放軍はもともとこのような地方軍閥や馬賊・山賊等の武装集団が元になっていて、共産党直属の軍隊は国共内戦時の華北兵団しかありません。中国共産党の主役朱徳元帥も地方豪族、というか山賊の親分みたいなものです。このときの歴史がいまだに尾を引いていてその地域の「利権」を一手に握っています。
香港も広東軍(葉剣英創設)の利権が強く入り込んでいるので北京政府の思うままにはいきません。この国の統治は軍を抑えない限り成り立たないのです。
薄氏の勢力地盤である重慶(もともとは大連ですが)は人民解放軍の成都軍区にあたり、第14集団軍(約2~3個師団)が含まれ、これは薄氏の父親である薄一波(革命の元老で元副首相)が創設した軍隊がルーツです。内戦一歩手前の一触即発状態だったという意味がおわかりいただけたでしょうか。近代史的にも中国は国家としての近代化に失敗していていわゆる近代国家になり得いてないという中国学者もいます。現在の中国の権力構造は「国家主席」「共産党総書記」「中央軍事委員会主席」の三権からなっていて、現在は胡錦濤氏が全て兼任しています。必ずしも一人が全てを兼任するわけではないので、秋の全国共産党大会でどうなるかを世界が注目しているわけです。私の予想は国家主席は習近平氏(太子党)、中央軍事委員会主席は胡錦濤氏が留任、問題は総書記がどうなるか。現状は太子党や上海閥への団派(共産党青年団派)の攻勢が著しいので、場合によっては習近平兼任ではなく、李克強氏(団派)か李源潮氏(中間派)もあり得るとみています。
といっても個人の独裁体制は毛沢東でコリゴリと鄧小平が禁止したので、江沢民以後は集団指導体制がとられており、主要な意思決定は国家主席等も含んだ政治局常務委員会の9人で決定されます。その下に25人でなる政治局委員会があり、さらにその下に200人くらいの中央委員会があります。
一見マニアックなことを調べていると思われるでしょうが、権力構造の変化によって、日本とのかかわり方や海外からの進出企業等への影響、これから発展する地域がどこになるか等が大きく左右されるからです。団派が勢力をつければ華北を一大経済圏にしようという戦略が進むでしょう。ちなみに上海や広州等は既にバブルが崩壊していますが、満州や内蒙古、新疆ウイグル等の僻地は今バブルが始まっているようです。広いですからね。
秋の全国共産党大会でどうなるか、「中国はどこへ行く!!!」見ものです。

笹本 憲一
一言:
 最近のオタクな日々を徒然なるままに書きました。

略歴 : 中央大学商学部、日本大学大学院修了後、日本大学講師を経て監査法人中央会計事務所入所。中央青山監査法人時代は事業開発本部で横浜株式公開部長、CSR部長担当。平成197月監査法人A&Aパートナーズ代表社員就任。

趣味 : 歴史研究(先史~昭和史)、軍事研究(現在防衛省系NPOの監事)

    その他マルチオタク(鎧甲冑・戦史・犬・国際情勢・印刷機械……)

スポーツ:100を切れないゴルフと挙がらなくなったバーベル

天敵 : ネギ