A&A blog

中学生の言葉に励まされて

04.11


大震災に襲われた三陸の中学校の卒業式で、卒業生総代が、涙ながらに語った言葉が印象的でした。正確には記憶していませんが、それは、次のようなものでした。
「天は私たちに大きすぎる試練を与えました。しかし、私たちは天を恨むことなく、復興のために、前に向って歩みます。」
私は、感銘を受けました。耐え忍ぶには、あまりに大きすぎる苦しみです。天を恨みたいところでしょう。しかし、天を恨み続けても、打開策は浮上しません。人間には大きな力が与えられています。目的、希望を掲げて、前に向って歩み続ければ、時間の経過とともに、哀しみは少しずつ薄れ、だんだん、力が漲ってきます。まだ15歳の中学生が、このような言葉を絞り出せるとは、この国も捨てたものではないなと思えました。
日本経済が大打撃を受け、回復には途方もない歳月を要するように思いがちです。しかし、このような時こそ、私たちも、天を恨むことなく、必ず良い方に向かうと信じ、社是である、Be of good use を胸に秘め、うつむくことなく、前を向いて歩きたいと思います。

進藤 直滋

私の会計士人生は、いつの間にか40年を越えています。
最初の10年に比べ、後半の30年は、大きな変革の中を通ってきた感じです。
これからの変化は、間違いなくもっと大きくなるでしょう。

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