2009.01.19

ありがとう、広島市民球場

 あまり信じてもらえないのだが、私は故郷の広島という街があまり好きではない。地方特有の、妙な連帯感というか、あの濃ゆい人間関係にちょっと引いてしまうのだ。

 しかしそんな私にも、深くDNAに刷り込まれてこれだけは譲れないものがある。

 それは、「広島カープ」と、「お好み焼き」。

 とりあえず、お好み焼きについては今回は触れずに置く。これも話すと長いから・・。まあ一言だけ言っておくと、皆さん、「広島風お好み焼き」という言葉はありません。「お好み焼き」と言ったら、そばの入ったアレです。当然です。まして私に対して、「広島焼き」などと間違っても言わないように。確かにあまり好きではないと書きましたが、私の地元まで焼かないでください。

 さて、本題の広島カープだが。まずですね、皆さん、「ミスター」って言ったら山本浩二ですからね。多くの人が勘違いしてらっしゃいますが。長嶋茂雄?それは東京ローカルです。だってホームランの数全然違うじゃないですか。通算536本ですよ、山本浩二。それから、永久欠番で背番号3って言ったら衣笠祥雄ですから。他球団の方もつけないでくださいね。だって国民栄誉賞ですよ?

 ・・だいぶ横道にそれてしまったが、そんなアツい我々カープファンにとっての聖地、広島市民球場が、今年の3月31日をもって営業を終了する。老朽化で仕方ないとはいえ、寂しい限りである。

広島市民球場は、プロ野球のほかの球場と比べても、いろいろな面で特徴的である。

まず、プロ野球で使われる球場に「市民」の文字が入っているのは、広島市民球場だけである。だから、我々カープファンは、広島市民球場を「市民球場」と呼ぶ。「俺たちの球団、俺たちの球場だ」という、ちょっと誇らしい気持ちを込めて。財政難で球団存続の危機に陥ったときは、広島市民が募金をしてチームを存続させたという、カープはまさに俺たちの球団なのである。

また、交通の便が異常に良い。「東京ドームだって水道橋、神宮球場だって外苑前じゃん」と思った方、違います。市民球場は、東京で言えば銀座にあるのと同じなのだ。隣りはもう、デパートである。

それから、今では珍しくなった、ドームではない開放型、しかも天然芝である。この両方を満たすのは、いまやセ・リーグでは市民球場のほかは甲子園球場だけである。野球をエアコンの効いたドームで見るなんて興ざめだとは思わないだろうか?それはベースボールであって野球ではない。夜空の下、酒の匂いの染み付いた外野席で、ビール飲みながら野球を見る、ヤジ飛ばす。それが正しいナイター観戦である。雨が降ったらどうすんの?中止ですそんなもん。だから、野球を見に行く前の晩は、本気で照る照る坊主つくって外に吊るすんです。そこからが野球です。そして家に着くまでが遠足です。もっとも、この条件は新しく作られる球場でも満たされるらしいので、この点についてはほっとしている。

私と広島市民球場の出会いは、確か小学校一年生の夏休み、大洋ホエールズ(現:横浜ベイスターズ)戦だったと記憶している。昭和54年、カープが二度目のリーグ優勝、初めての日本シリーズ制覇を成し遂げた、赤ヘル黄金期である。両親に連れられて見に行ったのだが、カープは序盤で5-0と大差をつけられてしまう。その後じりじり追いつき、8回裏だったか9回裏だったか、ランナーを二人置いて、バッターボックスにはピッチャーの江夏。何でその展開で江夏が打席に立っていたのかは分からない。とにかく、フルスイングした江夏のバットから放たれた打球は、あり得ない弾丸ライナーで右中間スタンド上段に叩き込まれた。カブレラが腰抜かしそうなあの弾道は、いまだに鮮明に思い出せる。結果、8-5でカープの勝利。両親によると、その後の私は江夏が大好きになり、江夏の出ている試合はテレビをかぶりつきで見ていたようである。

大学に入り、東京に出てきたこともあって、市民球場に行く機会はぐっと減っていた。特に山本浩二が引退し、またFA制度が導入されてからは、カープは弱体化の一途。赤ヘル黄金期に幼少時代を過ごした私としては、カープが弱いこと自体がいまだに信じられない。カープの選手を応援しても、「どうせこの人、最後は出て行っちゃうんだろうな」と思うといまいちその気になれず、近年は野球そのものを見なくなっていた。

しかし、市民球場の最終年度となると話が違う。やはり最後に聖地巡礼はしておかねば。ということで、去年の夏休み、実家に帰った際に行ってきた。阪神タイガース戦。できれば外野自由席でナイターの醍醐味を味わいたかったところだが、私ももう35歳である。カープ応援団特有の「スクワット応援」なんぞ9イニングやった日にゃ、間違いなく肉離れである。ということで、一塁バックネット裏にした。

子供の頃に広い球場だと信じて疑わなかった市民球場は、びっくりするほど小さかった。階段ではタバコの煙が立ち昇り、中もお世辞にもきれいとはいえない。しかし私にとってはこれが野球である。これでいいのである。否応なく期待感が高まる。

プレイボール。あれ、このカープのピッチャー、誰?ルイスでも大竹でも、建さんでもない。もしかしてローテの谷間?案の定、2回表終了時点で阪神7-0広島。おいおい・・。

とにかくストライクが入らない。押し出し、押し出し、また押し出し、・・って相撲ですか。ピッチャーに周りの席からヤジが飛ぶ。「ワレ社会人戻れぇや!!」。東京に出てきて15年以上、すっかり標準語を話すようになった私は「いや~、広島弁って恐いな~(汗)」、とビビリまくっていた。しかし、これが野球である。ヤジも含めて、思い出である。

 ただいかんせん・・こんな負け試合で、隣に阪神ファン・・。押し出しするたび手たたきよる。これには参った。一塁側はホームチームの応援席でしょう。なんでいるの?阪神さん、金の力で、金本買うわ、新井も買うわ、カープファンの居場所まで買いますか?6回裏、ついに耐え切れず、出てきてしまった。

 翌日の新聞では、結局カープは11-4で負けたようである。与四死球はなんと22!!そら勝てんわ。これが私の、市民球場への最後の巡礼となった。しかし昭和32年に開業した市民球場の最初の試合も、エース長谷川良平が打ち込まれて15-1の大敗だったらしい。まあ、草創期から苦難の連続のカープ球団、こういう最後の巡礼も、らしくていいかな。

 財政難によるたび重なる存続の危機を乗り越えて、カープは昭和50年代の黄金期を築いた。カープが悩まされるのは今も変わらず資金面である。しかし一方で、カープは球団経営単体で黒字を維持している数少ない球団でもある。この不況の折、堅実経営で本当にやっていける球団はどこなのか、球界全体がこれから試されるのではないかと思う。旧市民球場が役目を終え、新球場元年の今年、そろそろカープはやってくれるかもしれない。

 50年間お疲れ様、ありがとう、広島市民球場。

 そして、広島カープ、そろそろ頼むぜ。今年は野球見るからさ。

 

 

(最後に一言)

2008年度AAP麻雀年間リーグ戦、優勝させていただきました。

今年は連覇を狙います!!

宮之原 大輔 (マネージャー)

<モットー>
一日一半荘

<経歴>
東京大学経済学部卒業後、商社に勤務するも2年と持たずに逃げ出す。

200110月に中央青山監査法人入所。主として建設業の監査業務に従事。

2007年7月、監査法人A&Aパートナーズに入所。

<趣味>

麻雀、フットサル

<メッセージ>

監査という仕事は車のブレーキと同じです。

ブレーキのついていない車は必ず事故を起こします。

一方で意味のないブレーキをむやみに踏んでいると、会社業務は渋滞を起こします。

踏むべきブレーキは必ず踏んだ上で、乗り心地のよいブレーキを目指したいと思いま

す。

2009.01.12

新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

旧年中は、当AAPブログをご愛読いただきましてありがとうございます。厚く御礼申し上げます。聞くところによれば毎回お読みいただいている方もけっこういらっしゃるとのことで、弊社メンバーの一面をさらに知っていただきたく、本年も当ブログをよろしくご愛顧のほどお願いいたします。中には相当気合いを入れて書くスタッフもいるようです。私自身も一読者としてとても楽しみにしています。

2009年がスタートしました。ついこの間21世紀になったと思ったら来年はもう10年目になるのですね。月日の流れとは早いものです。近年では最悪と言われる経済環境で幕開けした09年ですが、証券市場に携わる私たち監査法人にとりましても今後ますます大変な状況におかれることは明らかであります。厳しい環境が予想されますが、私どもAAPスタッフ一同、よりよいサービスをタイムリーに提供できるよう一致団結していきたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 昨年末の番組で“今の日本に必要なのは”との問いに、ある落語の師匠が、(正確には覚えていませんが)“いまこそ笑顔”と答えていました。正にそのとおりだと思います。ついこの間も社内の人とやっぱり笑顔が必要だね、と話したところでした。今の環境では笑顔になる機会が少なくなっているからこそ、笑顔を作ることが大事だと思います。聞いた話ですが笑顔のポイントは目と口だそうで、特に口を意識、具体的には口角をあげるようにすると口はきれいな逆への字になり、つられて目も自然に笑ってくるそうです。自身やってみましたがそうなります。ただ、私の場合、口角をあげると頬の筋肉に違和感がありました。大人になって長年の仏頂面でその筋肉が退化してしまったようです。自然に笑顔になれればいいのですがなかなかそうはいかないと思いますので、まずは形から、意識して笑顔を作りたいものです。

 私の好きな言葉に「着眼大局、着手小局」というものがあります。もとは荀子(じゅんし)という孔子の弟子である儒家が残した言葉だそうですが、私は将棋の升田元名人による格言として知りました。読んで字の如く、まさに着手小局、まずは笑顔作りです。明るい1年になるよう鏡を見ながらやってみましょう。

木間 久幸
<プロフィール>
慶應義塾大学商学部卒業後、新光監査法人、太田昭和監査法人を経て、監査法人エイ・アイ・シー(現在の監査法人A&Aパートナーズ)に入所。平成4年よりパートナー。
<メッセージ>
風通しのよいオフィスを築いていきたいと思います。

2009.01.1

謹賀新年

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あけまして おめでとう ございます

       われら一同、

気持ちも新たに皆様のお役に立てるよう

      精進いたします

本年もよろしくお願い申し上げます

2009年元旦

             監査法人A&Aパートナーズ

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監査法人A&Aパートナーズ